一人横綱として土俵を守ってきた鳥取城北高校出身の横綱・照ノ富士。1月17日に会見を開き、現役引退を報告しました。
照ノ富士 関
「これ以上、この中途半端な気持ちと体で土俵に立つべきではないなと思い、引退することに決めました。14年間ほんとに激しい相撲人生だったかなと、振り返って思います」
鳥取城北高校出身の横綱・照ノ富士が、相撲人生に幕を下ろしました。この一報に、街の人はー。
街の人
「残念やね。もうちょっと頑張ってもらいたかったけどね。一旦は下まで下がって、そこからはい上がってきたっていうところが。努力してきたんだなっていう。まさに大横綱じゃないかなって思いますけど」
「もう体中ガタガタですからね。よく我慢して、ここまでやってきたていうぐらいかな。一つずつ努力して積んできた力士だなと」
「親方になって、後進を指導してもらいたいですね」
照ノ富士は、モンゴルの学校から鳥取城北高校に編入。2011年に角界入りし、2015年5月には初優勝を飾り、大関昇進を決めました。
しかし、けがや糖尿病の影響で、序二段まで転落。その後、不屈の精神で番付を戻し、2021年の名古屋場所後に、73代横綱への昇進を果たしました。劇的な復活を遂げた照ノ富士。相撲人生で印象に残ったことはー。
照ノ富士 関
「あえて言うってなると、ほんとにあの序二段に落ちて、一番最初に序二段の土俵で、もう一回立ったその相撲じゃないかなと思います」
その後もけがや病気と向き合いながら母校の鳥取城北高校を訪れ、後輩の指導にもあたりました。そして、去年7月の名古屋場所で、10回目の優勝を飾りました。今後の相撲界について照ノ富士関はー。
照ノ富士 関
「若い力も多く出てきてるので、ほんとにあの、これからの皆の活躍が楽しみでしょうがないですね」
当面は、照ノ富士親方として、伊勢ケ浜部屋で後進を指導。自身と同じ横綱を誕生させることができるのか。新たな挑戦に注目です。