大坪千成 記者
「午前8時過ぎの鳥取市です。道行く人々はポケットに手を入れたり、体を縮めたりして寒さをしのいでいます」
1月29日朝の山陰地方は、上空に-9℃以下の強い寒気が流れ込んだ影響で、各地で冬型の気圧配置となり冷え込む朝となりました。
街の人
「すごく寒いですね。(雪)降ってましたもんね。これ以上は寒くならないでほしいですね」
29日朝の最低気温は、鳥取県智頭町で-2.3℃。島根県飯南町赤名で-2.1℃などとなりました。また、29日午後3時現在の各地の積雪量は、鳥取県大山町で127cm、島根県飯南町赤名で41cmなどとなっていて、気象庁は今後の気象情報に注意するよう呼びかけています。
そんな中、島根県安来市にある自家焙煎珈琲のカフェでこの冬人気なのが、ホクホクの焼き芋です。
こちらのカフェでは、毎年12月から3月まで、薪ストーブを稼働していて、店内は、炎によるあたたかな空気に包まれています。ストーブの熱で、作られているのが、石焼き芋。鳥取県米子市の農家でつくられる糖度の高い「紅はるか」を直接仕入れ、一度蒸したあと、再び、ストーブの熱で蒸しあげ、密が濃縮した柔らかな焼き芋に仕上がりました。
カフェローチ運営会社 永島三保さん
「薪ストーブを使ったメニューが開発できないかなっていうところからのきっかけでけっこうファンも多くて」
1日5~6本焼き上げる焼き芋。食後に、コーヒーとのセットに、持ち帰りにと、冬のこのカフェの人気メニューとなりました。
客
「喫茶店では珍しい焼き芋があるので、外の雪を眺めながらあったかいのが食べられるのがおいしい」
寒さが厳しい今の時期。昔ながらの焼き芋が寒い季節のおなかを暖かく満たします。
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