今年は“2月2日”が節分。4年ぶりに、1日早く節分がやってきます。「恵方巻」商戦が始まるのを前に、鳥取市の商業施設、イオン鳥取北店では、商品の準備が始まっていました。
その年の福をつかさどる神様がいる方向は縁起がいいとして、年の干支に合わせた方向を向いて食べる恵方巻。今年の方角は「西南西」です。今年の節分は売り上げの伸びる土日と重なるため期待が高まります。
取材した鳥取市の店舗では、イクラや漬けカズノコ、卵やエビなど8種類が詰まった定番の豪華な太巻きや、卵焼きアナゴが大きくはみ出た太巻きなど人気商品を準備。
そんな中、気になるのは恵方巻の値段。民間の調査会社帝国データバンクによりますと、原材料価格の高騰で恵方巻も値上がりしているということです。1年前に比べコメの価格は60%高くなっていて、のりが20%、いくらも40%値上がりしています。
こうした状況を受け、全国のコンビニエンスストアやスーパー、日本料理店などが販売する一般的な恵方巻の平均価格は、前の年に比べ1094円と14.2%高くなっています。
イオン鳥取北店惣菜担当者 高本悠補さん
「原料の高騰が一部影響してしまうことはあるんですけども、一部の商品を一括で仕入れたり、イオンの中で製造したりすることで、ある程度コストを抑えています」
仕入れや加工方法、販売サイズを工夫をし、販売価格を抑えたり、ロスを少なくしたり細かな対策を行っているということです。
イオン鳥取北店惣菜担当者 高本悠補さん
「(節分が)2月2日でいつもと日付が違うので、ぜひ日にちを間違えずに。間違えてしまうと鬼が出ていかなくなってしまいますので」
福を呼び込む節分を前に恵方巻商戦の準備も急ピッチで進んでいます。
この記事の動画はこちらから再生できます