今年の夏に行われる参議院選挙。2月8日に鳥取県選出の自民党国会議員による新春懇談会が開かれ、立候補予定者のお披露目が行われました。
石破茂 首相
「昨年の総選挙。なかなか残念な結果になりました。気持ちを新たに、本年は鳥取の自由民主党が、公明党と共に参議院選挙で勝利をし、新しい日本を作るという思いで臨んで参ります」
鳥取県内の3会場で行われた鳥取県選出の自民党国会議員による「新春のつどい」。鳥取市のホテルには、約800人の関係者が集まり、石破首相はビデオメッセージで参院選への協力を呼びかけました。
参院選の候補者を巡っては、自民党本部から特定枠に同じ候補を2度擁立すべきではないと示されたため、2019年の参院選で比例代表「特定枠」で当選した自民党島根県連所属の三浦靖氏が次回の参院選への出馬を辞退。自民党島根県連は、候補者を公募して選出。鳥取・島根両県連は「合区」選挙区と比例「特定枠」の候補者の振り分けで、協議を続けていました。そして、2月7日に振り分けが決定しました。
自民党島根県連 園山繁 幹事長
「舞立先生を特定枠の候補。出川さんを選挙区の候補ということに決まりました」
自民党鳥取県連 斉木正一 幹事長
「島根・鳥取で皆さんが何回も協議をして、そういう一致を見たもんですから、それについてご協力していただくということです。その代わり、選挙に関しては両県で一生懸命その候補を応援するという確認はしておりますので」
8日に行われた新春のつどいには、参院選への立候補を予定している鳥取県連選出の舞立氏、島根県連選出の出川氏の2人も出席しました。
舞立昇治 氏
「今回は裏方といたしまして。さりとて、選挙区候補者の気持ちは常に持ちながらですね、全力で出川桃子さんを応援させていただきたいといふうに考えております」
出川桃子 氏
「これからですね、きょうこの会場に来られた方はじめ、本当に、鳥取の現場に入らせていただいて、お一人お一人に会って、まずはそこから始めたいと思っております」
自民党本部には、2月12日に協議の結果を報告し、公認の申請を行うということです。
一方、国民民主党は9日に島根県松江市で定期大会を開催し、衆議院の浅野哲議員らが出席しました。
浅野哲 議員
「昨年の衆院選でもそうなんですが、候補者を立てた都道府県で、比例票の上積みが図れているという傾向が明確に出ていますので、次の参院選でもその次の衆院選でも、やはり積極的な候補者擁立というのは、国民民主党の基本方針としては変わっていないところです」
次の参院選に向けて党本部としては、国民民主党から候補者擁立を目指してほしいとしていますが、山陰両県の国民民主党と立憲民主党では両党統一の候補者を擁立する可能性も含め、協議を進めているということです。
参院選にはこれまでに、共産党が元大田市議で新人の亀谷優子氏(38)を、参政党が益田市の農業法人の社員で新人の倉井克幸氏(42)の擁立をそれぞれ表明しています。
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