スマートフォンからタクシーの手配ができる配車アプリ「GO」。12月19日から島根県で運用がスタートしました。
電話予約なしで、スマートフォン上の操作で簡単にタクシーが呼べるアプリ「GO」。
島根県東部でタクシー会社を運営する一畑交通がこのアプリを導入し、12月19日から従来の電話予約と合わせて運用を開始しました。
松江一畑交通 立脇等 社長
「きっかけはお客様からの声。タクシーの空車が多い時に開放するんですよ。そうすると今までなかった仕事が取り込めますよねアプリで。それが一番の狙いです」
島根県松江市は、小泉八雲と妻セツをモデルにしたドラマ放送に伴い、連日多くの観光客でにぎわっています。そんな中、一畑交通では松江で10台、出雲で5台のタクシーに「GO」を搭載しました。アプリを使う事でこんなメリットも。
松江一畑交通 立脇等 社長
「県外からの観光のお客さんとかビジネスで来ておられるお客さんは電話で頼むと今自分がどこにいるかはっきりわかりませんよね。そういうのも対応できるのでタクシーの運転手も迎えに行くのに便利ですし、お客さまも非常に便利だと思います」
アプリではGPSを使う事で正確に乗客の位置を運転手と共有することができるほか、目的地までの目安の到着時間や料金などが事前にわかるようになりました。さらに、クレジットカードなどをあらかじめアプリに登録することで、タクシーの手配から支払いまでがスマートフォン1台で完結します。
配車アプリ「GO」は鳥取県では去年の9月にすでに運用が始まっていて、島根県では一畑交通での運用結果を県内のほかのタクシー会社と共有し、導入車両の拡大につなげていくことにしています。
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