Infoseek 楽天

雨の日の「フードデリバリー」 ユーザー「申し訳ない」「罪悪感」 配達員440人超の本音は?

オトナンサー 2024年7月12日 8時10分

「雨の日にフードデリバリーを注文するのは申し訳ない」といった声がSNSなどで見られることがあります。デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」が、「雨の日のデリバリーサービス利用意向」に関する調査を行い、結果を紹介しています。

 調査は、5月24~27日にかけて、フードデリバリーサービスを利用したことがある20〜50代の男女439人と、フードデリバリーサービスで配達員として勤務経験があり、かつ週3日以上配達している20~50代の男女443人を対象に、インターネットで実施されました。

 フードデリバリーサービスを利用したことがある439人に、雨などの悪天候を理由にフードデリバリーの注文を「躊躇(ちゅうちょ)したことがあるか」と聞いたところ、「とてもある」が33.5%、「たまにある」が38.3%と計71.8%の人が躊躇したことがあると回答していたということです。

 躊躇した理由の1位は、「配達員に申し訳ないと思うから」が56.2%という結果に。悪天候時はデリバリーユーザーの多くが注文時にフードデリバリー配達員のことを気遣っていることがうかがえたとのことです。

 また、78.2%の人が悪天候時にフードデリバリーの注文することを「配達員に申し訳ない」と思ったことがあると回答しており、その理由についてでは、3位が「事故の可能性が高まるから」で35.0%、2位が「配達しづらいから」で58.9%、1位が「体が濡れてしまうから」で63.0%という結果でした。

 「申し訳ない」と思った理由の中には「大雨の時にカッパをきて大変そうだった」「大雨でずぶ濡れの状態で届けてもらった」「自分が濡れても配達物は濡らさないように持ってきてくれた」というエピソードのほか、「雨なので外に出たくないのを誰かに代わりにしてもらうこと自体に、罪悪感というのか申し訳ない気持ちになった」「自分が雨の中、買い物に行くのが嫌なのに配達員の人に頼むのは嫌なことを押し付けているようで申し訳なく感じた」など罪悪感を感じている人もいたということです。

 一方、フードデリバリーの配達員443人に「雨などの悪天候時はむしろフードデリバリーで働きたいと思いますか?」と質問。すると、「とても思う」が42.7%、「やや思う」が45.1%で、計87.8%が悪天候時にむしろ働きたいと回答。理由についてでは、3位が「追加報酬があるから」で35.5%、2位が「チップが期待できるから」で39.8%、1位が「単価が高いから」で64.0%でした。

 また、92.4%の人が「雨など悪天候時は配達員にとって稼ぎ時だと思う」と答えており、多くの配達員が雨の日は稼ぎ時であり、働きたい意向が多い傾向にあるということがわかったということです。

オトナンサー編集部

この記事の関連ニュース