美容院で施術をしてもらったとき、仕上がりを見て「あれ、なんだか思っていた感じと違うな…」と思ってしまった経験はありませんか？ 「自分が思っていたよりも長さを切られすぎていた」「パーマやカラーの施術に納得がいかない」場合どうすればいいのか、また美容師はどう対応しているのか……そんな疑問について、美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。
■「切られすぎ」のパターンは2通り
Q.「カットをお願いしたら、思っていたより切られすぎてしまった…」という場合、どうすればよいですか。
原木さん「お客さまからイメージのオーダーがあったにもかかわらず、しっかりと共有ができていなかったパターンと、お任せでオーダーしたもののイメージとかけ離れていたパターンが考えられますね。
どちらにしても、お客さまから『イメージと違った』とお問い合わせいただければ、一定期間内に無料でお直しをさせていただくことができますから、担当の美容師に相談していただくのが一番よいですね」
Q.では、「パーマの施術が納得いかない…」という場合はどうでしょうか。
原木さん「『もう少しパーマの巻きが強くてもよかった』、逆に『緩めでもよかった』といった感想がありましたら、ぜひ担当の美容師に伝えていただきたいです。美容師側はもちろん、それぞれのお客さまに合わせた施術をしていますが、やはりお客さま自身が最もよいと思っていただけるスタイルにできるのが一番ですからね。
また、パーマの場合は『家に帰ってから自分でスタイリングをしてみたときに違和感があった』というケースも少なくありません。もう一度パーマをかけ直した方がいいのか、それともカットやスタイリングの方法次第で解消できるのかはこちらで判断できますから、担当者まで相談していただくと解決できると思います」
Q.最後に、「カラーの色合いがイメージと違う！」と思ったときの伝え方を教えてください。
原木さん「カラーの場合、もともとの髪の色素や毛質などによって、色が入りづらい／入りやすいなどの個人差が生まれることがあります。そのため、『思ったより色が暗かった／明るかった』というケースは少なくないと思います。
もしもお直しを希望される場合は、『イメージよりも明るすぎた』『暗すぎた』『赤みをもっとなくしてほしい』など、具体的な要望をお伝えいただけると、美容師側も非常にありがたいです。明るさだけなのか、色味も気になるのか、またハイライトやローライトなどの施術を同時にされている場合コントラストはどうなのか…などイメージ像の共有ができていると、お直しのイメージがお互いにはっきり見えてくるので、ご要望に近づきやすくなると思います」
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いくらプロの美容師といえど、常に完璧な施術ができるとは限りません。ましてや、お客さまとのイメージがもともとズレていた状況で施術を進めてしまうと、「思っていたのと違う！」という結果になる可能性も高くなってしまうでしょう。
そうした状況を見越して、多くの美容院では、期間内に無料でお直しができる仕組みになっています。「どうしても気になる…」というときは、一度担当の美容師にお直しを依頼してみるのもいいかもしれませんね。
オトナンサー編集部