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「猫」に元気に“長生き”してほしい…飼い主に求められることは? 動物看護師に聞く

オトナンサー 2024年8月29日 20時50分

 猫はおよそ10年程度で、人間でいうところの「還暦」を迎えるのだそうです。以前より平均寿命が伸びているといわれており、愛猫家の皆さんは、健康なまま長生きしてもらいたいと思っているのではないでしょうか。猫に元気に長生きしてもらうために、飼い主にはどのような取り組みが求められるのでしょうか。動物看護師のfujimaruさんに教えていただきました。

■ワクチン接種と定期的な健康診断を習慣化

Q.品種によって異なるとは思いますが、猫の平均寿命について教えてください。

fujimaruさん「猫の場合、昔よりも完全室内飼育のケースが増えたことのほか、医療技術やフード品質の向上という要因によって平均寿命が延びており、現在は13~16歳程度といわれています。中には、20歳程度まで生きる猫もいますね」

Q.愛猫に長生きしてもらうためのケアは、いつから始めると良いですか。

fujimaruさん「生後2カ月ごろから病院でのノミ・ダニのワクチン接種が開始されるので、まずはワクチン接種と定期的な健康診断を習慣化できると良いと思います。

また、食べ物、飲み物の管理も飼い主の選択ですべて決まりますから、年齢やライフステージに合わせたフードの管理というのも幼いうちから始められると良いですね」

Q.猫に長生きしてもらうために、飼い主としてできることはありますか。

fujimaruさん「先述の食事や健康診断・ワクチンも当てはまりますが、他にできることは快適な環境に整えてあげる、ということですね。具体的には空調などによる温度管理のほか、定期的に猫とスキンシップを取って普段の状況や様子を把握しておくことが重要です。

普段の様子や行動を飼い主がきちんと把握できていれば、少し異変があっただけでもすぐに気付くことができます。異変が現れる頃にはかなり病気が進行している可能性もありますが、できるだけ早期に医療機関を受診させることで、その後の過ごし方は大きく変わってきます。食欲や排せつ物、過ごし方などを日頃からチェックしておく癖をつけておきましょう」

* * *

 飼い主の育て方や意識でリスクを予防したり、軽減させたりすることは十分に可能です。少しでも猫に健康に長生きしてもらえるように、日々の生活や習慣に気を配った生活ができるようにしたいですね。

オトナンサー編集部

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