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飲食店が「レモン水」提供する理由は? 実は大きな“メリット”も 専門家に聞く

オトナンサー 2024年9月16日 12時10分

 飲食店に行くと、レモン水を提供されることがあります。その際、好んで飲む人もいれば、酸っぱい味が苦手で飲まない人もいるようです。飲食店がレモン水を提供するのはなぜなのでしょうか。レモン水の提供により、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。飲食店専門経営コンサルタントの成田良爾さんに聞きました。

■口の中をリフレッシュする効果

Q.飲食店によっては、普通の水の代わりに「レモン水」を提供することがありますが、なぜなのでしょうか。考えられる理由について、教えてください。

成田さん「普通の水ではなく『レモン水』が出される理由は、レモンの酸味が加わることで、普通の水よりも爽快感が増し、お客さまがリフレッシュできるからです。

また、レモン水にはデトックス効果や消化促進といった健康効果が期待できるといわれているほか、見た目が爽やかなのでおしゃれな印象を与えます。そのため、最近では、おしゃれな雰囲気のカフェやレストランがレモン水やハーブ水などを提供するケースが増えている印象があります」

Q.では、実際に飲食店がレモン水を提供することで、どのようなメリットやデメリットが生じるのでしょうか。

成田さん「先述のように、レモン水を飲むと爽快感が増します。そのため、お客さまが食前や食間にレモン水を飲むことで、口の中をリフレッシュし、次の料理をよりおいしく食べていただけるというメリットがあります。また、レモンは見た目や香り、酸味などで五感を刺激するため、より食事を心地よく楽しむことが期待できます。

デメリットとしては、レモンが嫌いな人や酸味が苦手な人への配慮が必要なことでしょう。また、普段、レモンをあまり使わない飲食店の場合、少額ながらコストもかかるため、例えば、普段の営業で余ったレモンを使うという工夫も必要になるでしょう」

Q.レモン水が苦手な人が、飲食店でレモン水を提供されたとします。このときに、普通の水に替えてもらうことは可能なのでしょうか。

成田さん「レモン水が苦手な人が、普通の水に替えてもらうことは可能です。お客さまの要望に応じた柔軟な対応が顧客満足度を高めることにつながるため、飲食店もできるだけ要望に応じたサービスを提供しようとしています。遠慮なく店員に交換を申し出て問題ありません」

オトナンサー編集部

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