自分の考え方に変化が起こったきっかけについて描いた漫画「私がしっかりしなくちゃ病」が、Instagramで多くのいいねを集めて話題となっています。
おもちゃを散らかしたり、お菓子を欲しがったりする子どもたちを厳しくしつける母。しかし子どもの泣き顔を見て、「私は何のために頑張っていたんだっけ?」と思うようになり…。読者からは「共感しました」「私も変えていきたい」などの声が上がっています。
■以前は自分を追い詰めていた
この漫画を描いたのは、イラストレーターのいまじさんです。Instagramで子育てに関する漫画を発表しています。いまじさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからですか。
いまじさん「2024年の1月にInstagramを始め、2月から漫画を描いています。子どもへの声かけに悩んだ経験があり、それをイラストで発信できたら、私と同じような悩みを持っている人の力になれるかな、と思ったのがきっかけです。自分の体験を基に、分かりやすく描くように心掛けています。漫画に描くことで、『子どもへの声かけを、より楽しいものにしよう』と思うようになりました」
Q.このエピソードを漫画にした理由を教えてください。
いまじさん「子育てに悩んでいたときは、『何でも自分でやらなきゃ』と、自分を追い詰めていました。でも『子育てってもっと他の人に頼ってもいいんだ』と気付けました。周囲にも同じように悩んでいる人がいたので、少しでも気持ちが楽になればいいな、と思って描きました」
Q.自分が「完璧主義」だと気付いたきっかけは何ですか。
いまじさん「いくらやっても自分の満足のいくものにならなかったのですが、『理想が高すぎる』と人から言われて気付きました」
Q.気付いてから、家族や友人とこのことについて話しましたか。
いまじさん「いえ、していないです! でも、笑顔は増えたんじゃないかな、と思います」
Q.自分が変わってから、子どもたちの態度に変化は見られましたか。
いまじさん「子どもたちにも、笑顔が増えました。また、娘は吃音(きつおん)症状があるのですが、治まったような気がします」
Q.この作品にどのようなコメントが寄せられましたか。
いまじさん「『自分も完璧主義です』という声を、たくさん頂きました。共感してくださる人が多かったです。同じ悩みを抱えつつ、子育てを楽しもうとしている人も多かったことが印象的でした」
オトナンサー編集部