10月26日は「青汁の日」です。青汁の販売などを手掛けるアサヒ緑健によって制定されました。昔から健康食品としてよく知られている青汁ですが、さまざまな栄養素が豊富に含まれているといわれています。実際にどのような栄養素が含まれているのでしょうか。管理栄養士の桜井このさんに教えていただきました。
■食物繊維やビタミンCが豊富
Q.健康食品として有名な青汁ですが、本当に栄養が豊富なのでしょうか。
桜井さん「青汁は商品によって含まれる原材料が異なりますが、多くはケール、大麦若葉、アシタバ、桑の葉などの緑黄色野菜のほか、飲みやすくするために果物など数種類を配合しています。
青汁に含まれている主な栄養素は、食物繊維やビタミンC、ビタミンB6、ビタミンEなどですね。食物繊維は血糖値のコントロールや便秘予防、ビタミンCやビタミンEは美肌や免疫力の向上、ビタミンB6は代謝のサポートなどが期待できます」
Q.青汁の適切な摂取量について、教えてください。
桜井さん「どの商品にも目安の摂取量というのが書かれていると思いますから、基本的にはその指示に従っていただくのが一番良いと思います。ほとんどの商品の目安としては、1日につき1~2杯程度だと思いますね。
どんな食べ物や飲み物にも言えることですが、健康食品だからといって過剰に摂取することは体にも良くないため、きちんと適正量を意識することが大事です」
Q.青汁の効果を最大限に発揮するには、そのまま飲んだ方が良いのでしょうか。他の食品を混ぜても問題はないのでしょうか。
桜井さん「薬の飲み合わせのように、他のものを混ぜることで体にリスクが生じる、といったことはないと思います。ただ、ジュースを混ぜた場合、飲みやすくはなるものの、甘味料が含まれることによってカロリーが増えたり虫歯になりやすくなるといったことはありますね。
また、お茶などはカフェインが多く含まれているものもあり、特に緑茶はカフェインの含有量が多いため、注意が必要かもしれません」
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以前、青汁には「苦い! 飲みづらい!」というイメージがありましたが、最近は飲みやすい商品がたくさん販売されているようです。ただ、健康食品とはいえ、目安量を超えて飲むと健康に良くないため、適正量を守るように心掛けましょう。
オトナンサー編集部