家を建てる際に、「和室を作るかどうか」は迷うポイントですよね。最近では和室のない住宅も増えており、SNS上などでも「和室が欲しい派」と「不要派」で真っ二つに意見が分かれているようです。それぞれの理由から、和室の必要性について考えてみましょう。
■「見栄え的におしゃれじゃない」?
「和室が欲しい」と考える人たちの多くは、「絶対に必要なものではないけれど、あると落ち着く」という理由を挙げています。和室の畳の上に寝転んでリラックスしたり、地べたに座ってくつろいだりする感覚は、フローリングでは得られないもの。特に、子どもがいる家庭では「ゴロゴロできるスペースがあるのは、子どもにもよさそう」「お昼寝にも使えるし欲しい」という声が多く、家族でくつろげる空間として望まれているようです。
また、「来客時に便利」であることも挙げられていました。親戚や友人が泊まりに来たときに、和室に布団を敷いて宿泊スペースとして使えるので、急な来客にも対応できます。和室は、生きるために必要不可欠なものの先にある、「ゆとり」を提供してくれるものなのかもしれません。
一方で、「和室は不要」と考える人たちの意見は「メンテナンスが面倒」という点に集約されます。例えば「畳の張り替えにお金がかかる」「ダニ対策もしなきゃいけないし、結局面倒」といった声が多く、和室を維持するために必要な定期メンテナンスが負担に感じられる様子。畳は定期的に裏返したり、交換したりする必要があり、フローリングに比べると手間がかかることは間違いないでしょう。
ペットを飼っている家庭では「畳がすぐにボロボロになる」という問題も。犬や猫などのペットが畳を引っかいたり、汚してしまったりすることが多いため、ペットのいる家庭では和室を避けることが多いようです。
また、不要派から「見栄え的におしゃれじゃない」という声もありますが、それについては「最近は畳の色とか形も選べるし、正方形の畳だと結構おしゃれだよ」「リビングの床と同系色にしたら逆におしゃれになった」といった意見も上がっていました。
和室の必要性は、家族のライフスタイルや価値観によって異なります。自分たちの暮らしに合った住まいづくりができれば、それが正解。「和室にひかれているけど迷いのある」という人は、おしゃれな置き畳も数多く販売されているので、そこから試してみてもいいかもしれませんね。
自宅に「和室」、あなたは「欲しい派」ですか? それとも「不要派」ですか?
オトナンサー編集部