病院で見掛けたおじさんの許せない行動を描いた漫画「胸チラ見おやじを発見した話」が、Instagramで1200以上のいいねを集めて話題になっています。
病院の待合室で、不審な行動を繰り返していた男性。ヨロヨロと歩きながら、持っていた診察券を何度も床に落とし、そのたびに目の前に座っていた女性が拾ってあげていたのですが…。「昔、同じような人がいました!」「本当にやめてほしい」「私なら直接言いますね」などの声が上がっています。
■人の親切心を踏みにじる行為に怒り
この漫画を描いたのは、一児の母でSNS漫画家の柿ノ種まきこさんです。InstagramやX(旧:Twitter)で漫画を発表し、これまでに『アラフォーまきこのごゆるり家事』(KADOKAWA)などの作品を手がけています。柿ノ種まきこさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「胸チラ見おやじを発見した話」を描いたきっかけを教えてください。
柿ノ種まきこさん「今回の出来事を皆さんに共有することで、少しでも女性への注意喚起や、犯人のおじさんへのメッセージになればと思い、漫画にしました」
Q.おじさんの不審な行動に気付いたときの心境を教えてください。
柿ノ種まきこさん「最初は、よろめきながら歩くおじさんを心配して見ていたのですが、怪しい行動を繰り返していたのでわざとだと気付きました。人の親切心を踏みにじる行動だったので腹立たしく感じました」
Q.「怪しい行動を繰り返していた」ということですが、どのくらい行っていたのでしょうか。
柿ノ種まきこさん「私が見ただけでも、1時間のうちに4回はその行動をしていました。場所を変えてうろうろしつつ、診察券を落としていました」
Q.今回のことがきっかけで、柿ノ種まきこさんの気持ちに変化がありましたか。
柿ノ種まきこさん「このような出来事に、自分も巻き込まれる可能性はいつでもあるんだな、と改めて感じました。人の善意につけ込むような行為が、世の中にはたくさんあるんだろうな、と思ってしまいました」
Q.漫画「胸チラ見おやじを発見した話」について、どのような意見が寄せられていますか。
柿ノ種まきこさん「『私ならすぐに病院へ伝えます』というコメントが多かったです。このときは病院が混雑していたため、病院のスタッフに声を掛けるのを躊躇(ちゅうちょ)してしまいましたが、その場で病院側に報告するべきだったなと反省しました」
オトナンサー編集部