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【スポーツ】スイングしたバットが子どもの頭部直撃 陥没骨折で入院も 消費者庁が事故防止策を紹介

オトナンサー 2024年10月25日 20時10分

 野球やゴルフの練習場などで、子どもがバットやクラブ、ボールに当たり、けがをする事故が発生しているとして、消費者庁が公式サイトで注意を呼び掛けています。

 消費者庁には、子どもがバット・クラブをスイングしている人の周囲やバッティングセンター、ゴルフの練習場などのブースに入り込んだことで、けがをしたという内容の事故情報が医療機関から寄せられているといいます。

 例えば、河川敷での野球大会で、グラウンドの外で素振りをしていた大人の振り切ったバットが、2歳の子どもの頭部を直撃した事故が発生したということです。子どもには頭部挫創、陥没骨折、外傷性くも膜下出血が認められ、集中治療室に9日間入院したといいます。

 消費者庁は、スイングされたバットやクラブ、飛んできたボールなどに当たると骨折などの重大なけがにつながる恐れがあると説明。事故を防ぐために次の点に注意するよう、呼び掛けています。

・バット・クラブをスイングする際は、周囲に人がいないかをよく確認する。

・保護者は、可能な限り子どもから目を離さず、バット・クラブをスイングしている人の近くに子どもが近づかないよう注意する。

・練習場などで観覧する際は、防球ネットに近づき過ぎないよう注意する。

・使われていないブースであっても、他のブースからボールなどが飛んでくることが考えられるため、子どもが勝手に近づかないように注意する。

 野球やゴルフに限らず、ラケットなどの道具を使う球技については、同様の危険が考えられるとして、上記の点に注意して安全に楽しむよう呼び掛けています。

 また、周囲の人のみならず、バットやクラブを振っている本人も、飛んできたボールなどに当たり、けがをする可能性があるとして、ヘルメットなどの防具を適切に着用し安全に楽しむよう、求めています。

オトナンサー編集部

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