スーパーでのアルバイト中に出会った女性とのエピソードを描いた漫画が、心温まる話だとInstagramで話題となっています。
作者がスーパーでアルバイトをしていた10代の頃、あるおばあさんの買い物を手伝いました。すると、「お礼に」と100円玉を1枚手渡され、その気持ちをうれしく思った作者も思わず笑顔に。後日、またおばあさんがお店にやってきたので、声を掛けたところ…。読者からは、「すてきな話」「心が温まった」などのコメントが寄せられ、話題となりました。
■困っている女性を助けたかった
この漫画を描いたのは、2児の母のあやさんです。Instagramでエッセイ漫画などを発表しています。あやさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからですか。
あやさん「18歳の頃から描いていました。Instagramを始めたのは、息子が生まれた後の2019年からです。しばらく描いていなかったけれど、iPadで気軽に描ける時代になったので、再挑戦をしてみようと思いました。Instagramで発表するとたくさんの人に見ていただけるし、共感をしてもらえて、とてもうれしいですね。また創作漫画にも挑戦してみよう、という気持ちになりました」
Q.10代の頃のエピソードを、今漫画にした理由を教えてください。
あやさん「ずっと心の中にあるエピソードは、第三者から見ても心に残るんじゃないか、と思っていました。ただ、いざ描いてみようとしても面倒だなと思ってしまい、なかなか描けずにいました。でも、とある賞に応募してみようと思いたち、ようやくこの漫画を描きました」
Q.アルバイト先のスーパーで、お客さまをご案内することは、よくあったのでしょうか。
あやさん「広い店舗だったので、案内をすることはよくありました。ただ、このときは、長くレジを空けることになるのが心配ではあったのですが、彼女が困っているようだったので、快く案内をしたいという気持ちで引き受けました」
Q.この100円でジュースを買いましたか。
あやさん「買いました! 彼女の気持ちだったので!」
Q.その後、彼女の姿を見かけることはありませんでしたか。
あやさん「あれ以来、見かけることはありませんでした」
Q.今後、創作活動で取り組んでいきたいテーマはありますか。
あやさん「私が日常で感じたことを描いていきたいです。今は緩和ケア病棟の事務として働いているので、そこでのエピソードを描きたいと思っています」
オトナンサー編集部