エンタメ情報ウェブマガジン「TVマガ」を運営するWonderSpaceが、「実在の事件をもとにした映画」についてのアンケートを行い、結果をランキング形式で紹介しています。アンケートは8月6~20日に18歳以上の男女を対象として実施。ランキングは100人の有効回答で作成されています。
3位は、俳優の小栗旬さん主演で2020年に公開された「罪の声」(土井裕泰監督)と俳優の井浦新さんと田中麗奈さんがダブル主演を務めた2023年公開の「福田村事件」(森達也監督)が選ばれました。
「罪の声」は、1984年に発生した「グリコ・森永事件」をベースに描いた作品。一方の「福田村事件」は、1923年9月1日に発生した関東大震災から5日後、千葉県福田村で発生した行商団9人の虐殺事件がベースになった作品です。
2位は、俳優の吹越満さん主演で2010年に公開された「冷たい熱帯魚」(園子温監督)でした。1993年に埼玉県熊谷市で発生した埼玉愛犬家連続殺人事件が題材。小さな熱帯魚店の店主(吹越さん)が巨大熱帯魚店を営む男の事業を手伝ううちに、殺人事件に巻き込まれていく姿が展開します。
1位は、柳楽優弥さん主演で2004年に公開された「誰も知らない」(是枝裕和監督)でした。1988年に東京で起こった育児放棄事件をベースに制作された作品。母親に捨てられた、それぞれ父親が異なる4きょうだいの姿を描いています。
「誰も知らない」の回答では、「子どもを持つ親としては、いたたまれない気持ちで胸が痛くなりました。長男が親代わりに3人のきょうだいの面倒を見ている姿、演技力に引き込まれました」(おもち)、「リアルな世界観と映像。実際の子ども置き去り事件を題材とした映画。誰も救われない感じが恐ろしくて好きです。何回でも見たくなる作品です。主人公の演技も自然と見ていられます」(hn)などの声が寄せられたとのことです。
オトナンサー編集部