カゴメ(名古屋市)が、野菜摂取の実態と野菜不足になる要因を調査分析する「カゴメ野菜調査隊」による「野菜定点調査2024」を実施。その結果を発表しました。
■僅差で「ピーマン」を上回る
調査は2024年8月9日から同月11日、全国の15~69歳の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計4680人(男性2340人、女性2340人)から有効回答を得ています。
「子どもが嫌いな野菜」の1位となったのは「ナス」(24.3%)。2位の「ピーマン」(24.1%)を僅差で上回る結果となりました。同社によると、過去の調査では2017年、2019年ともに1位が「ピーマン」なのに対して、今年は初めて「ナス」が1位になったということです。
同調査では、苦手な野菜を子どもが食べやすくする工夫として、細かく刻んで混ぜたり、スープにしたりなど、家庭ごとにさまざまな調理法で工夫を凝らしていることが明らかになりました。「みじん切りにして、カレー、ハンバーグに混ぜる(40代男性)」「ナスをベーコンやチーズと一緒にしてピザ風の味付けにする(40代女性)」といった具体例も。同社は「中には調理法ではなく、クイズなどで野菜に興味を持たせて、苦手な野菜を食べてもらえるようにしている家庭もありました」とコメントを寄せています。
オトナンサー編集部