飲食店で提供されるタオル生地のおしぼり。以前から「おしぼりで顔を拭く」のはアリかナシか…と議論されてきましたが、最近は「おしぼりで口を拭く」行為も“マナー違反”と指摘する声があるようです。おしぼりを使用するときのマナーとしてどのような考え方があるのか、口を拭く人・拭かない人、それぞれの立場の声を探ってみました。
■「手の汚れを口につけてるみたいで…」
まずは「おしぼりで口を拭く」という人の意見から。SNSなどでは、マナー違反であるかどうかについて「お店が用意したものなのだから口を拭いても問題ない」とする意見がみられました。また、同伴者の有無や店のグレードに応じて「エチケットとして振る舞いを変える」という考え方も。1人のときやカジュアルな店では、口を拭いても気にしないというスタンスが垣間見えます。
一方、「おしぼりでは口を拭かない」という人の意見を見てみると、顔や首などと同様に「おしぼりで手以外を拭くのはマナー違反」と考えている人が多いよう。「店のグレードにかかわらず、手以外におしぼりを使うのは控えるべき」「おしぼりで口は拭かないって親から教わったし、テーブルマナー講習会でもそう習ったから一般常識だと思ってた」とのコメントも寄せられていました。
また、おしぼりに加えて使い捨ての紙ナプキンを用意している店が多く、「わざわざ布のおしぼりで口を拭く必要はない」と考えている人も目立ちます。他にも、「ティッシュやウェットティッシュを持参して使う」という意見が多くみられました。
中にはマナーの有無に関係なく、おしぼりで口は拭かないという声も。「手の汚れを口につけてるみたいで気持ち的にイヤ」「リースのおしぼりはきちんと洗えているか分からない」といった意見があることから、衛生面に不安を感じる人も少なくないようです。
何気なく使っているおしぼりでも、「マナーを守るべき」「マナー化するのはさすがにやりすぎ」など考え方はさまざま。ただ、顔や口を拭くにはふさわしくない場面もあるので、周囲の状況を意識することも忘れないようにしたいものですね。
飲食店のおしぼりで「口を拭く」ことについて、あなたはどう思いますか?
オトナンサー編集部