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「鶏皮」ってカロリー高いだけ? 実は体に不可欠な栄養素も 管理栄養士に聞く食べるメリット&注意点

オトナンサー 2024年12月24日 8時10分

 12月24日はクリスマスイブです。毎年、この日にフライドチキンやローストチキンなどの鶏肉料理を食べる人は多いのではないでしょうか。鶏肉は肉の中でも比較的脂質が少なくタンパク質が多いといわれています。ところで、焼き鳥店のメニューでおなじみの鶏皮にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。管理栄養士の桜井このさんに教えていただきました。

■肌の健康維持に役立つコラーゲンを含む

Q.鶏皮にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

桜井さん「主にコラーゲンやタンパク質、ナイアシン、不飽和脂肪酸、アンセリンなどが含まれています。特にコラーゲンは聞きなじみのある人も多いと思いますが、皮膚の弾力を保つなど、肌や関節の健康維持に役立つといった性質がある栄養素ですね」

Q.鶏皮の栄養素を効率よく摂取できる調理方法や注意点について、教えてください。

桜井さん「鶏皮は脂質やカロリーが高い部位なので、食べ過ぎには注意したいところです。脂やカロリーを落とすなら、ゆでるのがお勧めです。ただし、ゆでてしまうとナイアシンも流出してしまうため、栄養を余すことなく取りたいのであればスープにしても良いですね。

また、皮のむにゅっとした感触が苦手な場合は、カリカリになるまで焼いた鶏皮せんべいも定番の調理方法です。大根おろしと合わせて『鶏皮ポン酢』にしていただくとさっぱり楽しめますし、大根のビタミンCも取れますよ」

Q.鶏皮の1日における摂取量の目安について、教えてください。食べ過ぎると、どのようなリスクが生じる可能性がありますか。

桜井さん「焼き鳥の串でいうと2本ほどで、20グラム程度が目安です。これ以上食べてしまうとカロリーと脂質がオーバーしてしまう上に、もともと鶏皮は消化しにくい食べ物のため、消化不良による胃腸障害などを引き起こすリスクが考えられるでしょう」

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 鶏皮はコラーゲンが豊富ですが、脂質やカロリーが高く、ダイエット時には不向きな食材と言えるかもしれません。目安量はしっかりと守りつつ、日々の食卓に取り入れられると良いですね。

オトナンサー編集部

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