夫婦で初めてロンシャン競馬場に行ったことを描いた漫画「フランス競馬」(全7話)が、Instagramで合計1000近くのいいねを集めて話題となっています。
フランスのロンシャン競馬場に初めて行った夫婦。車が使えなかったため、電車とバスを乗り継いでなんとかたどり着きました。場内は上品な雰囲気でスタッフの接客力も高く、丁寧に馬券の買い方を説明してもらった作者夫婦は…。読者からは、「ビギナーズラック!?」「フランスだとギャンブル場というより、歴史を感じる趣ある場所なのかも」「ブローニュの森、すてきですよね」などの声が上がっています。
■競馬場の職員のホスピタリティーに魅力
この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、イラストレーターのマイフレンチワイフさんです。マイフレンチワイフさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「フランス競馬」を描いたきっかけを教えてください。
マイフレンチワイフさん「『観光旅行をするためにフランスへ行く人はたくさんいても、フランスの競馬場へ観光に行く人はあまり多くないのでは?』と思ったことがきっかけです」
Q.ロンシャン競馬場へ初めて行った感想はいかがでしたか。
マイフレンチワイフさん「どんな人でも楽しめるようにさまざまな点が配慮されていて、とても楽しかったです」
Q.中でも「魅力的だなあ」と感じたことは何ですか。
マイフレンチワイフさん「職員の人たちのホスピタリティーです。まったくの初心者だった僕たちに対して、丁寧に遊び方や施設内の案内、細かい質問など、すべてに快く対応していただけたので安心して楽しめました」
Q.日本では、競馬場へ行ったり、馬券を購入したりしたことはありますか。また、フランス競馬の馬券の買い方で、日本と違ったのはどのような点でしょうか。
マイフレンチワイフさん「日本では友人との付き合いで、試しに馬券を購入したことが数回ある程度です。基本的に馬券の種類は単勝や複勝、3連単など日本と共通のものが多かった印象ですが、『4連単複』や『5連単複』など、フランス競馬独自の賭け方もありました」
Q.これから初めてロンシャン競馬場に行く人に向けて、現地に行く際のアドバイスはありますか。
マイフレンチワイフさん「競馬場内は基本的にフランス語でやり取りするので、フランス人を1人連れていくと困らないかと思います。職員さんの中には、英語が流暢な人も多かった印象なので、英語が話せる人でもいいかもしれません」
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
マイフレンチワイフさん「2023年の目標として、2022年の年末から漫画の投稿を始めることにしました。主な内容は、『なぜかフランス人と結婚することになったごく普通の日本人が、日常生活でこんな経験をしています』というエッセーです。皆さんにクスッと笑っていただけるような内容や新しい発見がありそうな内容にフォーカスしています」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
マイフレンチワイフさん「漫画を描くと妻が読んで笑ってくれることがうれしいので、今後もたくさんの漫画を描きたいと思います。また、僕が漫画を描く一番の理由は、読者の人たちに『新しい発見をしてほしい』『クスッと笑って楽しんでほしい』と思うからです。これからも、定期的な投稿を継続していきたいです」
Q.漫画「フランス競馬」について、どのような意見が寄せられていますか。
マイフレンチワイフさん「『フランスの知らない側面が知れて良かった』という感想を頂きました。いつも漫画を投稿すると、DMで漫画に描いてあることについてさまざまなことをリサーチし、その結果を教えていただくことがあるんです。僕も知らないことが多いのでいつも勉強させていただいています」
オトナンサー編集部