日本とドイツの薬の違いを描いた漫画「風邪っぴき ドイツ人がビビった日本のアレ」が、Instagramで話題になっています。
日本滞在中に風邪をひいたドイツ人の夫。妻が手元にあった風邪薬を「飲む?」と何気なく渡したのですが、それを見た夫は驚いて…。日本とドイツの薬事情の違いを描いた作品に、読者からは「どちらの国も良いところがありますね」などの声が上がっています。
■粉薬を飲むのに苦戦する夫
この漫画を描いたのは、ドイツ在住で漫画家の夏目ひららさんです。ドイツでの暮らしをなどを漫画にして、InstagramやX(旧:Twitter)で発表しています。これまでに『少女漫画家vsドイツ人』(実業之日本社)などの作品を手がけました。夏目ひららさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「風邪っぴき ドイツ人がビビった日本のアレ」を描いたきっかけを教えてください。
夏目ひららさん「ドイツで自分が風邪をひいて薬を飲んだとき、『ドイツの錠剤は大きいから、飲みにくい…』と思っていました。ですが、『夫は逆に、日本で粉薬を飲むことに苦戦していたな』ということを思い出したので、漫画にしました」
Q.ドイツの薬はシロップか錠剤がほとんどだそうですが、子ども用も同じなのでしょうか。
夏目ひららさん「子どもはシロップのような飲み薬がほとんどで、粉薬だとしても、粉を水に溶かして飲むというものです。うちの子も、夫と同じく日本で初めて粉薬を飲むことになったときは、かなり苦戦していました」
Q.市販の薬でも、日本とドイツでは違いがあるのでしょうか。
夏目ひららさん「ドイツは市販の薬も、病院で処方される薬と同じような感じです。風邪に関して言えば、病院にかかっても通常は薬が処方されず、『よく休養を取りなさい』と言われて終わります」
Q.漫画「風邪っぴき ドイツ人がビビった日本のアレ」について、どのような意見が寄せられていますか。
夏目ひららさん「国によって薬事情は違いますが、『ドイツの薬の箱に点字がついているのは、とても良いですね』や、『どっちの国にもそれぞれ良いところがあって好き』などのコメントを頂きました」
オトナンサー編集部