年末年始に大掃除をする人は多いと思います。コンセントやマルチタップ、延長コードなどの配線器具の手入れを怠ったり、間違った方法で器具を使ったりしたことが原因で火災事故が発生しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)がXの公式アカウントや公式サイトで注意を呼び掛けています。
NITEによると、配線器具の事故は2019年度から2023年度までの5年間で153件発生しており、そのうち125件で火災が発生しているということです。ほこり、水分の付着や液体などの浸入が原因であるケースが多いといいます。
NITEはこうした事故を防ぐため、大掃除の際に配線器具の周辺も掃除するとともに、使い方や設置状況などに問題がないか改めて確認するよう呼び掛けています。また、大掃除のときだけでなく、日頃の生活でも意識するよう求めています。
その上で配線器具の火災事故を防ぐために、次の5点を確認するよう、アドバイスしています。
・電源プラグおよび電源タップは小まめに掃除し、水分がかからないようにする。
・電源プラグが変形していないか確認する。
・電源コードを引っ張る、机や椅子の脚で踏むなど、無理な力が加わった形跡を確認する。
・接続可能な最大消費電力を超えて使っていないか確認する。
・異常発熱や異臭など、異変を見つけたら直ちに使用を中止する。
オトナンサー編集部