アレフ(札幌市)が展開するハンバーグレストラン「びっくりドンキー」。入店し、着席した後に必ず目にするのがメニューだと思います。「びっくりドンキー」といえば、縦約66センチ、横約43センチの木製の大型メニュー。しかし、コロナ禍を経て、徐々にタッチパネル式タブレットに移行しようとしています……。
■タッチパネル式タブレットの評判「好評」 完全になくなるのか直撃!
同社・広報担当によると、木製の大型メニューが現存しているのは、全国でポケットキッチンを除く334店舗中、138店舗(11月28日現在)になるということです。
タッチパネル式タブレットの導入の大きな要因は、「お客様の利便性向上」が最大の理由。さらに、「オーダー時、会計時に待たなくて済む」「商品のオーダーから料理が届くまでの時間が短い」「オーダーがしやすい(トッピング、ご飯小盛、カリフラワーライスに変更、追加オーダーなど)」「お水の注文、食後のデザート、取り皿、子どもたちの完食を応援する企画『もぐチャレ!!完食』がボタン一つで済む(店員を呼ばなくて済む)」などが可能になりました。
その結果、ユーザーから「従業員を呼ぶベルスターの音『ピンポーン』がなくなり、落ち着いて食事ができる」という声をはじめ、「居住性がよくなった」「自分のタイミングで注文や会計ができて便利」「混雑している時、従業員を呼ぶのに気を遣わなくて済む。待たなくて済む」「ディッシュ皿やマヨネーズタイプドレッシングなど店舗で物販している商品をテーブル上で確認できる」といった声が寄せられており、「好評を得ている」ということです。
タッチパネル式タブレットでは、スタート画面をタッチすると、木製の大型メニューをイメージした扉が音付きでオープンする仕掛けになっており、わくわく感を演出しています(※一部店舗を除く)。
しかし、往年の「びっくりドンキー」ファンからすると、木製の大型メニューが完全になくなってしまうのは、さみしいところ……。そこで、「完全になくなってしまうのですか?」と単刀直入に聞いてみると、「便利なため(タッチパネル式タブレットの)導入店舗は増やしておりますが、さまざまな準備が必要となるため段階的に進めています」という回答が得られました。
木製の大型メニューがある店舗に入店した時は、さながらの雰囲気を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。
オトナンサー編集部