痛みに耐えながら子育てに奮闘したエピソードを描いた漫画「恥骨結合離開で歩けなくなった話」が、Xで話題となっています。
出産直後に「恥骨結合離開」と呼ばれる病気を発症し、医師から絶対安静を言い渡された母。周囲の助けを借りながらリハビリをし、ようやく半年後に…。読者からは、「想像するだけで痛い!」などの声が上がっています。
■まさか歩けなくなるとは思わず…
この漫画を描いたのは、イラストレーターのさにぃがぁるさんです。イラスト制作の仕事のかたわら、Xでエッセイ漫画を発表しています。さにぃがぁるさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
さにぃがぁるさん「子どもの頃から絵が好きでしたが、大人になってからは趣味としてたまに描く程度でした。産休や育休中に、赤ちゃんとの日常をSNSで投稿したことをきっかけに、再びお絵描きにハマりました。まったく別の職種で10数年働いていましたが、絵を仕事にしたいという気持ちが大きくなり、2024年4月にイラストレーターとして活動を始めました」
Q.「恥骨結合離開」について、初めて知りました。出産でそのような症状になることがあると、事前にご存じでしたか。
さにぃがぁるさん「『骨盤が元に戻るまで、痛みや違和感がある』とは知っていましたが、まさか歩けなくなるとは思いませんでした」
Q.完治まで前向きにリハビリや生活の質の向上に取り組んでいらっしゃいましたが、心の支えは何でしたか。
さにぃがぁるさん「一番心の支えになったのは、赤ちゃんの存在でした。この子のためにしっかり治そう、悪化しないように気を付けて過ごそう、と前向きに考えることができました。
そして母乳以外の家事育児を、夫と義母が全面的に助けてくれました。いつも『大丈夫だよ』と言ってくれて、本当に救われました」
Q.今、当時の自分に言葉を掛けるとしたら、何を伝えたいですか。
さにぃがぁるさん「『絶対大丈夫! 今、子どもと毎日公園で走り回っているよ!』と言ってあげたいです」
Q.漫画「恥骨結合離開で歩けなくなった話」について、どのような意見が寄せられていますか。
さにぃがぁるさん「『そんなことがあるんですね』『想像するだけで痛そう』『本当にお疲れさまでした』などのコメントを頂きました」
オトナンサー編集部