RIZAP(ライザップ)グループ(東京都新宿区)のRIZAPが運営するコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」が、マシンの故障状況やジム内の清掃頻度などが一覧できるウェブサイト「お店の状況わかるナビ」を一般公開しました。
「chocoZAP」は、スタッフが常駐しない無人運営で全国に1755店舗(2024年11月14日時点)を展開。会員数は同月15日時点で130万1000人を突破しています。
今回、2022年7月にスタートして以降、店舗数を急拡大してきた一方で、マシンなどの故障や不具合に対する迅速な対応が難しい側面があったといい、無人、24時間365日営業、着替え・履き替え不要だからこそ「好きな時に運動できる」「手ぶらで気軽に行ける」というニーズを満たせる半面、課題も浮き彫りになったということです。
「長時間にわたって高頻度でマシン利用があり、着替え・靴の履き替え不要であるが故にマシンや床などに傷やホコリ、汚れが発生しやすく、従来のジムのマシンより劣化が早い」「トレーニングマシン初心者が多いことから、予期せぬ使用法が起こりうるため、故障や不具合が生じやすい点」も生じていることから、同サービスの実施に踏み切りました。
「お店の状況わかるナビ」は、全国4万台を超えるマシンに「QRコード」を設置し、故障や不具合があれば即座に連絡できるシステム。同サービスの公開と同時に、巡回体制を強化し、故障や不具合時のスピードと質の向上を図るとともに、メンテナンス頻度向上により、故障しづらい状況整備に努めるとのこと。また、マシンの種類、世代が多岐にわたるため、5000件の事象を元にオペレーションマニュアルの構築を推進。スタッフによる属人性の低減および店舗サービスの向上に取り組んでいくということです。
同社は、今後について「体制を整備し、迅速かつ透明性のある店舗運営に取り組む覚悟を持って、(chocoZAP国内全店の)全マシン&サービス故障率1パーセント以下を目標に、品質向上に向けて取り組んでまいります」とコメントしています。
オトナンサー編集部