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doda調査「平均年収ランキング2024」発表 “職種別”2位は年収911万円「アナリスト」…1位は?

オトナンサー 2024年12月20日 21時10分

 パーソルキャリア(東京都千代田区)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、「平均年収ランキング2024」を発表しました。

■「アナリスト」は前年比116万円アップ

 調査対象者は、2023年9月から2024年8月末までの間に、転職サイト「doda」のサービスに登録した、正社員として働く20~65歳の男女。約60万人のデータを元に、平均年収(支給額)の順位を算出したものです。

 調査の結果、2024年の平均年収は前年から12万円アップした「426万円」で、2017年以降最高額となりました。同社によると、2017年の調査時の平均年収は418万円で、そこから長らく減少傾向が続き、経済的にも新型コロナの影響を強く受けた2021年と2022年には平均年収が403万円まで落ち込んだものの、2023年・2024年の直近2年間は上昇傾向にあるということです。年収中央値は全体で「380万円」となり、前年から20万円アップしています。

 男女別では、男性が「481万円」(前年から17万円増)、女性が「366万円」(同10万円増)という結果に。男女別の年収中央値は、男性が「420万円」、女性が「340万円」で、どちらも20万円アップとなりました。

 職種別で見ると、全173職種の1位は「技術系(メディカル/化学/食品)」の「医師」(1089万円)でした。次いで、2位は「金融系専門職」の「アナリスト」(911万円)、3位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(873万円)と続いています。近年の活況な金融市場を背景に、業績を伸ばした企業の多くで成果報酬の引き上げや基本給を底上げするベースアップなどが進んだといい、「アナリスト」は前年比116万円アップ、「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」は63万円アップしており、全職種の中でも特に年収が伸びた職種となりました。

 職種分類別で見ると、トップ10に最も多くランクインしたのは「金融系専門職」、トップ20では「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」と「企画/管理系」だったということです。

 調査結果を受けて、doda編集長の桜井貴史さんは「近年の急激な物価上昇によって、年収がアップしても使えるお金が増えている実感がある人は少ないのかもしれません」「給与体系の見直しや、賃上げに取り組む企業のニュースなどを耳にする中で、現在のはたらく環境や給与・待遇を振り返り、昇給が見込めない企業に留まるよりも転職して待遇改善しようと考えた人も多かったのではないでしょうか」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

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