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普段の掃除に“ちょい足し”で解決! プロが教える「忙しい人のための大掃除術」【キッチン・コンロ周り編】

オトナンサー 2024年12月21日 9時10分

 例年、12月半ばを過ぎると「今年もまた大掃除ができないまま新年を迎えるかも…」と焦る人もいるのではないでしょうか。しかし、ハウスクリーニングアドバイザーの有賀照枝さんは「普段の掃除にちょっとプラスすれば、本格的な大掃除をする時間がなくても大丈夫です」と話します。そこで、忙しい人でもまだ間に合う“ちょい足し”大掃除術を教えていただきました。今回は「キッチンのコンロ周り」です。

■「つけ置き」で作業効率アップ!

 キッチンのコンロ周りにたまりやすい汚れは、炒め物や揚げ物などの調理をするときに飛び散った油汚れが中心です。調理中にレンジフードで換気していても、油は意外と広範囲に飛び散っているもの。レンジフード本体はもちろん、コンロ正面のキッチンパネルや壁、周辺に置いてあるキッチン家電などにも油が飛んでいることが多いです。

 コンロ本体には、食材を煮炊きしているときの噴きこぼれの跡や、こぼれ落ちた調味料、食材そのものの汚れも付着しています。炎や高温でそれらが焦げ、IHコンロの場合は特にヒーター部分、ガスコンロの場合は五徳やバーナーキャップといったバーナー周りに、頑固な焦げ汚れとして残っていることが多いです。

 グリルを使っている場合、普段は受け皿や網を掃除していても庫内までは手が回らず、汚れをためてしまっているケースもあるのではないでしょうか。

 そんなコンロ周りの大掃除について、「時間がかかりそうだし、本格的な掃除をするのは難しいかな…」と感じている人もいるのではないでしょうか。そこで、普段のコンロ周りの掃除に“ちょい足し”するポイントをお伝えします。

 コンロ周りの大掃除は、たまってしまった落としづらい汚れを「つけ置き」しながら行うのがおすすめ。つけ置きして汚れをゆるめている間に、キッチンパネルやキッチンの扉の拭き掃除などを行えると、作業効率が上がります。作業時にはゴム手袋をつけましょう。

【レンジフード】

フィルターやオイルトレー、シロッコファンなど外せる部品は外し、部品が全部すっぽり入るケースや厚手のビニール袋に入れて、お湯+中性洗剤でつけ置きします。油汚れがやわらかくなってきたら、使い古した歯ブラシなどで汚れを落としてきれいに洗い流し、水分をよく拭いて元の通りに設置します。

つけ置きしている間に、レンジフード本体の油汚れを、セスキ水+古布などで拭き取ってきれいにしておきましょう。

【コンロ】

五徳やバーナーキャップの汚れが頑固な場合は、先述のレンジフードの外した部品と一緒につけ置きすると一石二鳥です。バーナーキャップの焦げ汚れが落ちない場合は、クレンザーなど研磨剤が入った洗剤や金属ブラシなどで汚れをかき出します。きれいになったらよく乾かし、炎が均一に出ているか、必ず点火して確認しましょう。

IHの場合は、焦げた部分にクレンザー+ラップ、またはアルミホイルを使って、力を入れ過ぎないようにして磨いていきます。

【グリル】

拭いただけでは落とせない頑固な汚れは、セスキ水を含ませたキッチンペーパーを密着させ、しばらく置いて汚れをゆるめてから拭き取りましょう。

オトナンサー編集部

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