12月24日はクリスマスイブです。毎年、この日にクリスマスケーキを食べる人は多いと思いますが、ケーキの予約を忘れて後悔したことはありませんか。ケーキ店の中にはクリスマスケーキの予約販売を重視し、店頭での当日販売を最小限にする店があるため、クリスマス期間中は来店時にケーキが売り切れていることがあります。
もしクリスマスケーキの予約を忘れた場合、12月24日に店頭でケーキを購入することは難しいのでしょうか。クリスマス期間中のケーキの販売状況について、不二家(東京都文京区)と銀座コージーコーナー(東京都中央区)の担当者にそれぞれ聞きました。
■日中の時間帯に売り切れる商品も
不二家の広報担当者によると、同社はクリスマスケーキの予約販売のほか、店頭での当日販売も行っているということです。
店頭販売の時期について、担当者は「商品によって異なりますが、今年は12月1日からクリスマスケーキの販売を順次開始しており、同月25日まで販売する予定です。中には、日中の時間帯に売り切れる商品もございます」と教えてくれました。
12月24日に店頭でクリスマスケーキを購入するのは可能とのことですが、夕方以降に来店した場合、欲しい商品が購入できないかもしれません。
なお、同社は以前からクリスマスケーキの予約販売を重視しているといいます。1991年から予約購入者向けの特典として、同社マスコットキャラクターのペコちゃんをデザインした「クリスマスプレート」をプレゼントしているということです。
担当者は、予約販売を重視する理由について、「予約販売を行うことによって、クリスマスの時期に店頭でお客さまの集中を分散することができるため、よりお客さまにケーキをお買い求めいただきやすくなります。また、生産の面においても計画的に行うことができるという利点もございます」と述べました。
■店頭での当日販売がメイン
銀座コージーコーナーは、12月20日から同月25日までの間、店頭でクリスマスケーキの当日販売を実施しています。ケーキの当日販売の時期は、年によって異なるということです。
同社広報宣伝課の担当者は、例年のクリスマスケーキの店頭販売の状況について、「お客さまの来店がピークを迎える12月24日については、毎年、できるだけ日中に完売することがないよう、努めております。ただ、店舗によっては、一部商品が日中に完売するケースがあります」と説明。
その上で「各店舗の状況や、当日の天候にもよりますが、例年、午後8時ごろには、ほぼ全ての商品が完売するケースが多いです」と語りました。
銀座コージーコーナーは顧客の利便性を考慮し、毎年、クリスマスケーキの予約販売も行っていますが、あくまで店頭での当日販売がメインだということです。
担当者は、その理由について「当社は『いちばん身近なスイーツショップ』を企業理念としており、1人でも多くのお客さまに定番のおいしさが味わえるクリスマスケーキをお手頃な価格で提供することで、笑顔になっていただきたいという思いがあるからです」と教えてくれました。
その上で「クリスマス期間中は、お客さまが最寄りの店舗でお気軽にご購入いただけるよう、できる限りケーキの在庫を切らさないように努めております」と述べました。
もしクリスマスケーキの予約を忘れた場合は、店に足を運んでみてはいかがでしょうか。
オトナンサー編集部