カセットコンロの誤った使い方が原因で事故が発生しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)がXの公式アカウントや公式サイトで注意を呼び掛けています。
■カセットボンベの異常発熱で破裂することも
NITEに通知があった製品事故情報では、2014年度から2023年度までカセットコンロの事故が91件あったということです。そのうち、調査が完了した86件の中では、使用者の誤使用、不注意が推定されるものが約4割になっているといいます。
中でも特に多いのが「カセットボンベが異常に熱くなるような誤った使い方をした」もので、過熱されたカセットボンベが破裂して死亡事故ややけどなどの人的被害にも発展しているということです。
NITEは「災害時に命を守る防災用品としても重宝されるカセットコンロですが、燃料となるカセットボンベの中には可燃性ガスが使用されており、正しく取り扱わないと命を脅かす恐れもあります」と公式サイトで説明。
事故を防ぐために次の3点を実践するよう、呼び掛けています。
■カセットコンロの事故を防ぐための3つのポイント
(1)カセットコンロにカセットボンベを確実にセットする。
カセットボンベを無理に押し込まず、取扱説明書記載の向きや位置に従う。
(2)カセットコンロを正しく使う。
カセットコンロを2台以上並べて使用するなど、カセットボンベが異常に熱くなるような誤った使い方はしない。
(3)カセットボンベはカセットコンロから取り外し、室内の40度未満の場所に保管する
40度以上の高温下や熱源のそばには放置しない。
オトナンサー編集部