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「明日学校でかけられる」←意味が分かったら新潟県民!? しかし当の県民は「方言だったんだ…」

オトナンサー 2025年1月19日 22時10分

 小さい頃から使っていた言葉が実は「方言」で、他の県の人に全然伝わらなくて驚いた経験はないでしょうか。中には、使っただけで出身地が分かってしまう方言もあるようです。今回紹介する新潟県の「かけられる」という言葉は、学校でよく耳にする言葉のようです。一体、どういう意味なのでしょうか。

■「何をかけられるの? と質問された」

 新潟県で使われている「かけられる」とは、「(学校の授業で先生に)指名されること」を意味します。多くの地域では「さされる」「あてられる」などと呼ぶことが多いですよね。

 例えば、「明日は学校でかけられるから予習しておかなきゃ」「席の順番にかけられるから、そろそろ答える準備しないと」というように、新潟県では普段から使われている模様。県民にとっては当たり前のように使ってきた言葉ゆえに「方言だったんだ……」「大学進学で県外に出て、初めて方言だと知った……」と衝撃を受けた人も。他県の人には意味が通じず、「何をかけられるの? と質問された」という声も寄せられています。

 聞いたことのない人からすると不思議な言い回しに聞こえますが、言葉の由来は不明。「先生に声をかけられる(=指名される)ことから、『かけられる』という表現が定着したのではないか」と分析する人もいました。

 新潟県は佐渡、上越、中越、下越地域に分かれているため、「新潟だけど、自分の地域では『かけられる』は使っていなかったな」との声も。また新潟県だけではなく、山形県の一部地域でも「かけられる」を使っている人がいるようです。

 新潟県独自の文化がうかがえる学校関係の言葉は他にも。先生たちの机が並び、事務作業などをする部屋のことを一般的には「職員室」と呼びますが、新潟県では多くの人が「教務室」と呼びます。ちなみに、岡山県の一部地域でも「教務室」と呼ぶ風習があるようです。

 普段、自分が標準語だと思って使っている言葉も、もしかしたら地元ならではの言葉なのかもしれません。自分が住んでいる地域の方言を調べてみるのも面白そうですね。

オトナンサー編集部

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