店舗で売られている商品よりも価格が安いという理由で、ネット通販サイトで商品を購入する人は多いと思います。そんな中、ネット通販サイトで販売されている商品の中には、安全性に問題があり、使用時に火災事故を起こした商品もあるとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)がXの公式アカウントや公式サイトで注意を呼び掛けています。
■極端に安い商品は要注意
NITEによると、2014年度から2023度までの間にNITEに通知された製品事故のうち、インターネットで購入した製品による事故は1617件あり、ネット購入品による事故の割合は年々増加傾向にあるということです。
ネット購入品の事故のうち、販売元が海外などで製造輸入事業者が特定できなかった事業者不明の事故件数を製品別で比較すると、バッテリーが最も多かったといいます。
また、事業者不明の事故のほとんどが製品を起因としたもので、例えば、ネットで購入した非純正の電動工具用バッテリーを充電中、バッテリー付近から出火し、周辺を焼損した事故などが発生しているということです。
NITEはネットで商品を購入する際に注意すべきポイントについて、次のように紹介しています。
【ネットで商品を購入する際に注意すべきポイント】
・他の製品と比べて極端に安価ではないか確認する。
・国内の連絡先が実在するかなど、信頼できる販売元かどうか確認する。
・「PSマーク」の近くに事業者名の表記があるか確認する。
・リチウムイオン電池搭載製品は廃棄方法を調べてから購入する。
オトナンサー編集部