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2023年版 クレカ専門家が個人的に優秀と感じたクレカを3つ紹介!(菊地崇仁)

ポイ探ニュース 2023年12月31日 7時5分

2023年もさまざまなクレジットカード(クレカ)を使ってきた。2023年の1年間で利用して優秀だと感じたクレカを3つ選んで紹介したい。

ちなみに、2022年は第3位:楽天ブラックカード、第2位:大丸松坂屋お得意様ゴールド、第1位:三井住友カード プラチナプリファードとなっていた。

第3位:Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード

前回は三井住友カード プラチナプリファードを1位としたが、切り替えた後のOliveフレキシブルペイ プラチナプリファードを3位とした。

Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードは、年会費3万3,000円(税込み)のポイント特化型プラチナカードだ。

スマートフォンアプリでクレジットモード、デビットモード、プリペイドモードを変更でき、キャッシュカードも一体化した面白いカードとなる。

これまで、SBI証券ではタカシマヤカードによるクレカ積立を利用してきたが、ポイント還元率の高いOliveフレキシブルペイ プラチナプリファードに切り替え。毎月5万円のクレカ積立で毎月2,500ポイントを獲得している。

2,500ポイント×12=3万ポイントの獲得となり、年会費3万3,000円(税込み)もそれほど気にならない。

さらに、コンビニや対象飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると7%還元となる(この特典は年会費無料の三井住友カード(NL)なども対象)。

通常の「三井住友カード プラチナプリファード」と特典はほぼ同じだが、Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードでは「Vポイントアッププログラム」があり、対象のコンビニや飲食店で最大+8%(最大20%還元)となる特典も追加されるなど、「三井住友カード プラチナプリファード」を保有している場合は「Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード」への切り替えも検討しよう。

筆者が2023年1月以降に獲得したポイントは約6万5,000ポイント(三井住友カード プラチナプリファードの切り替え前ポイントも含む)。特にメインカードとして使っているわけでもないが、年会費以上おトクになっており、通常還元率1%、コンシェルジュデスクのVPCCも利用可能。特約店や年間利用額に応じたボーナスポイントなどを考えると、メインカードとして利用すれば、十分に元が取れるだろう。

第2位:楽天ブラックカード

前回は3位で紹介した年会費3万3,000円(税込み)の楽天ブラックカードを2位に選んだ。

2023年12月のSPU改悪は楽天ブラックカードも含まれており、ランクに入れるか非常に悩んだが、2023年を通して考えて2位に決定。

楽天グループ全体での改悪が多い中、2023年6月より、楽天証券で楽天ブラックカードを利用してクレカ積立すると、2%の楽天ポイントを獲得できるように改善。

また、筆者が2020年以降に獲得した楽天ポイント数の年間獲得ポイント数で2023年が14万ポイント程度と2020年以降で最高となっており、これまでよりもポイントを獲得できたと言う点も評価した。

楽天ブラックカードは、コンシェルジュデスクの利用や毎週火曜日・土曜日に楽天市場でポイントが+1倍になる特典、誕生月の+1倍などの特典も利用でき、まだまだ活躍できるクレカとなる。

また、上限を気にすればSPUでも活用でき、買い回りなどでApple Gift CardやGoogle Playギフトカードもおトクに購入できるメリットも。

ただし、2023年12月のSPU変更は、ヘビーユーザーほど変更によるダメージを受けるため、2024年以降はランク外になる可能性も高い。

第1位:セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

2023年は年会費2万2,000円(税込み)のセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードを1位とした。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードについてはSAISON MILE CLUBの年会費が5,500円(税込み)に変更となるなどの改悪があったが、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは対象外。

2023年で大きなイベントがWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)だが、次男が突然WBCに行きたいと言ってきた時にチケットを購入できたのがセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードだ(他のセゾンカードも対象)。

また、埼玉西武ライオンズのプレミアムシートも購入し、WBCでも活躍した源田壮亮選手のサイン色紙もゲット(一部セゾンカードも対象)。

2024年以降、大和コネクト証券で月10万円までクレカ積立できるが、プラチナカードの場合は10万円の積み立てで1%還元となる事も評価した。

たまった永久不滅ポイントはJALのマイルに交換でき、定期的に行われる20%レートアップキャンペーンを利用するとおトクにJALのマイルを獲得する事も可能だ。

なお、マイル以外で永久不滅ポイントの使い道としておトクなのが次年度の年会費充当サービス。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは永久不滅ポイントを年会費に充当できる

4,000ポイントで2万2,000円(税込み)の年会費に充当できるため、1ポイント=5.5円まで価値を高められる。


今回も年会費が高額なクレカ3枚の紹介となったが、ポイントだけでなく利用できる特典も評価した事が影響している。

年会費が高額なクレカは獲得できるポイント+特典+特別イベントのバランスが重要だ。今回のセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはWBCの盛りあがりによるかさ上げが大きい。

新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、プレミアム系のカードでの特別体験は2024年も増えると感じており、非常に楽しみだ。

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