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審査が通りやすいデポジットクレカ(デポジット型クレジットカード)と審査なしのプリペイドカードの違いって何?(菊地崇仁)

ポイ探ニュース 2024年1月10日 17時3分

クレジットカード(クレカ)には審査があり、審査結果によっては申し込んだとしても発行されないこともある。

審査内容は各カード会社独自仕様で、非公開となっており、確実に審査が通る方法はない。

100枚以上クレカを保有している筆者でもいくつかのカードで審査落ちしている。

「審査が甘い」や「審査がゆるい」などと書いているサイトなどもあるが、そんなに審査は甘くない。

そんな中でも審査が通りやすいカードとしてはデポジット型のクレジットカード(デポジットクレカ)がある。

なぜ審査が通りやすいのか。

デポジットクレカの仕組みを紹介しよう。

デポジットとは保証金のことであり、事前にデポジット(保証金)を入金しておくことで、その範囲内で利用できるのがデポジットクレカだ。では、事前に入金した金額を利用するプリペイドカードとは何が違うのか。

例えば、au PAYプリペイドカードの場合、事前にau PAY残高に入金すると、カードを利用した際、入金額から引き落とされる仕組みとなる。10万円を入金し、2万円を利用した場合、残高は8万円となり、それ以降は8万円分利用できる。

プリペイドカードのイメージ

一方、デポジットクレカはデポジットとして10万円を入金しておく。このデポジット分が利用可能枠となる。この状態で2万円を利用すると、利用可能枠が8万円になるが、デポジット分の10万円は変わらない。支払日に2万円が銀行口座から引き落とされ、利用可能枠が10万円に戻る。

デポジットクレカのイメージ

つまり、プリペイドカードの場合は残高不足にならないように入金が必要だが、デポジットクレカの場合は利用金額分が口座振替となるため入金は必要ない。

基本的にデポジットの10万円が使われる事はないが、延滞などがあった時に10万円から支払われる。そのための保証金というだけだ。

最近は国際ブランド付きのプリペイドカードもあるが、プリペイドカードの場合は支払えないサービスもある。しかし、デポジットクレカはクレカであるため、基本的に固定費の支払いなどでも利用可能だ。

保証金を預けているため、デポジットクレカの場合はクレカでありながら一般的なクレカよりも審査は通りやすくなるというわけだ。

現在発行されているデポジットクレカは「デポジット型ライフカード」や「Nexus Card」などがある。クレカはほしいが審査が通らない場合などに検討しよう。

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