日本クレジット協会は、2024年3月29日(金)に2023年の不正利用被害額を発表した。
2023年通年の不正利用被害額は540.9億円となり、前年比23.9%の増加だ。
なお、これまで発表されていた2023年1月~3月の数値が一部訂正されている。
不正利用被害額 | 内訳 | |||
偽造カード被害額 | 番号盗用被害額 | その他不正利用被害額 | ||
2019年 | 274.1億円 | 6.5% | 81.3% | 12.2% |
2020年 | 253.0億円 | 3.2% | 88.4% | 8.5% |
2021年 | 330.1億円 | 0.5% | 94.4% | 5.1% |
2022年 | 436.7億円 | 0.4% | 94.3% | 5.3% |
2023年 | 540.9億円 | 0.6% | 93.3% | 6.1% |
Visaによると、2025年3月末までには全ての加盟店で3Dセキュアをサポートする必要があり、クレジットカード発行会社は3Dセキュアの固定パスワードを廃止する方針となっている。
楽天カードや三井住友カードなどは、ワンタイムパスワードに移行しており、今後、不正利用被害額が大きく下がる可能性がある。