オリコが開始したのが「デジタルカード」。申し込みから最短90秒で審査が完了し、eオリコで登録手続きするとすぐに利用できる。
筆者は「Orico Card THE PLATINUM」「Orico Card THE POINT」「My Cloudプレミアムカード」「EX Gold for Biz M」の4枚保有しており、今回選んだのが「ヒルズカードMastercard」だ。
ヒルズカードMastercardは年会費が無料、六本木ヒルズでは2時間、それ以外のヒルズでは1時間の駐車料金無料サービスが特徴。
ヒルズポイントの対象施設では、110円(税込み)につきヒルズポイントが1ポイントに加え、100円(税込み)につき2ポイント(日曜日は3ポイント)たまる。それ以外のMastercard加盟店では100円(税込み)につき1ポイントだ。
ヒルズアプリ | ヒルズカードMastercard | |
ヒルズポイント対象施設 | 110円(税込み)につき1ポイント | |
グループ施設(日曜日) | ─ | +100円(税込み)につき3ポイント |
グループ施設(月~土曜日) | +100円(税込み)につき2ポイント | |
グループ施設外Mastercard加盟店 | 100円(税込み)につき1ポイント |
たまったヒルズポイントは、ヒルズポイント対象施設・店舗で1ポイント=1円で利用でき、1,000ポイントあれば「お買物券1,000円分」、1,500ポイントで「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 映画鑑賞券(1名分)」、8,000ポイントで「グランド ハイアット 東京 食事券 1万円分」などに交換できる。
早速、最短90秒での審査を確認するために申し込むが、最短90秒審査の対象時間が何時から何時までなのかがわからず、8時ごろに試してみることにした。
ヒルズカードMastercardを申し込み完了すると、プログレスバーで審査状況の割合が出てくる。視覚的にわかりやすい。
ドキドキしながら100%になるまでまち、審査結果がどう表示されるのか。合格発表のようだ。
結果は…
「申込完了」となり、審査結果は出ず…
考えられる要因は2つ。
1つ目は、最短90秒の対象時間ではなかった。他社カード含め、最短○分などの審査は深夜など対象外時間帯がある。今回は朝早かったため、この最短90秒の対象外になったのかもしれない。
2つ目は、筆者が保有しているカードが多く、機械的な審査の対象外となった可能性もある。その場合、保留状態となり、人間による審査を経て審査結果が送られると言う流れのはずだ。
どちらかの可能性で最短90秒での審査結果は出なかったが、1時間程度してから結果が届き、「eオリコ」にカードが追加されたようだ。
早速オリコのアプリにログインしてみたところ、「ヒルズカードMastercard」が表示されており、「カード情報表示」をタップすると、SMS認証後にカード情報を確認できた。
カード情報が確認できればApple Payにも登録できる。手動登録してみたところ、正常に登録できた。
Apple Payに追加すれば、コンビニなどでも利用でき、ネットショッピングだけでなく実店舗決済にも利用可能となる。
最近は最短1分でカード情報を発行するようなブランド付きプリカも多いが、特典や還元率を考えるとクレカの方がメリットがある。今回は90秒以内での審査はできなかったが、90秒であればプリカとほぼ変わらない。
今後も、「今すぐカード番号が欲しい」などのニーズに応えるような、最短○分や△秒での審査するようなカード会社も増えていくだろう。