「青と黄色のVポイント」の登場により、ポイント経済圏争いが激しくなってきている。
以前は、ポイント経済圏を1つにまとめる事で、ほとんど何も考えずに、その経済圏を利用していればおトクになっていた。どの経済圏も同じようなサービスを同じような特典で提供しており、その経済圏にどっぷり浸かるだけで良かった。
しかし、セブン-イレブンやローソン、ガストなどのすかいらーくグループ、サイゼリヤ、ココス、マクドナルド、モスバーガーなど、対象のコンビニ、飲食店をよく利用する場合、三井住友カードの対象カードをスマホのタッチ決済で利用すると7%以上のVポイントを獲得できるVポイント経済圏は他のポイント経済圏では対応できない。
他のポイント経済圏とは別の”おトク”を提供する事で、ポイント経済圏を併用するパターンが必要になってきた。
また、2024年5月9日(木)に開始予定のJRE BANK誕生により、交通系ポイントの経済圏も使い分けの対象となる可能性もある。
楽天ペイやau PAYではSuicaと連携しているが、やはり最もおトクな利用方法としては、JRE POINTがたまるビューカードからのチャージだろう。オートチャージの場合またはモバイルSuicaの場合はチャージ時に1.5%のJRE POINTがたまるため、支払時に0%還元でも1.5%を確保できている。
2023年以降、JR西日本のWESTERポイント、JR東海のTOKAI STATION POINTなどが誕生し、関東圏の私鉄では乗車ポイントを開始するなど、鉄道会社のポイントの勢いがある。
鉄道会社は沿線ユーザーを抱えており、鉄道利用者にとっては身近なポイントプログラムだ。乗車するだけでポイントがたまったり、沿線のスーパーマーケットを利用したりするとポイントがたまり、京王NEOBANKのように金融に力を入れはじめると、鉄道のポイント経済圏も併用しなければならなくなりそうだ。
メインのポイント経済圏とサブのポイント経済圏を上手に利用して物価高などを乗り越えよう。