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ポイントを交換して行うダイナースクラブカードの評価 サブカード作成時に注意すべき点

ポイ探ニュース 2024年5月6日 6時5分

一定期間年会費が無料で利用できるという紹介キャンペーンを受け、ダイナースクラブカードに入会し利用した。

今までダイナースクラブカードを利用したことがなく、ポイントの使い勝手を確認し場合によってはメインのJALカードをJALダイナースカードに変更するという事を視野に入れての入会だった。

1年ほど利用し、ポイントを交換し利用するところまで来たので評価を行った。今回はクレジットカードの継続・解約を検討する際、特に複数のクレジットカードを利用している場合注意すべき点を紹介する。

利用額とポイントの価値を振り返る

メインカードは別にあるため、日常的に利用するというよりは利用額に応じてポイントが付与されるキャンペーン期間を中心に利用した。ポイントが1万4,000たまり、クオカード3,000円、高島屋商品券2,000円に交換した。

1万4,000ポイントためるために利用した支払総額は25万円弱であった。還元率約2%。決して悪くはない水準であるが、これは年会費がかかっていないという特殊事情により成り立つ。5,000円得るために年間2万4,200円(税込み)の会費を払うか、となると途端に答えはNOになる。

今回筆者はダイナースクラブカードを体験してみたかったという点がカード発行のメインであり、発行することで知らなかった情報、サービス体系の確認や体験ができたという事で十分メリットは得られた。通常の年会費が発生する前のタイミングでの解約を行うという結論に至った。

クレジットカードを複数持つメリット・デメリット

クレジットカードを複数持つことで、それぞれの支払先で一番得な決済を選択出来るというメリットがある。

ただし、適切に使い分けるためには各カードのルールの違いを熟知して会計ごとに比較、選択することが必要になり、ルール変更のキャッチアップも枚数が増えれば増えるほど工数が増す。

また、たまるポイントの種類が同一であればよいが、ポイントの種類が増えると有効期限管理の手間が増え、交換単位によっては端数ポイントが増え効率も下がる。今回ダイナースクラブ リワードポイントは金券に交換できない端数ポイントが発生した。

更に、カードの不正利用に遭遇する確率を上げてしまうため、利用にかかわらず適宜確認を行わないと危険だ。

サブカードを増やすことでメインカードのメリットを打ち消さないか注意

今までデメリットに挙げた点は基本的に時間・手間がかかるといった部分である。注意が必要なのは、サブカードを作成したことで少なからずメインカードのメリットが失われているという点だ。今回はダイナースクラブカードで25万円を支払ったため、メインカードでの決済が25万円、得られたはずのJAL 2,500マイル分が減った。

またJALカードSuica CLUB-Aゴールドカードは年間利用額100万円以上でJRE POINT 5,000ポイントプレゼントされるため、利用額が満たない場合5,000ポイントが得られなくなる。このように決済額に応じておトク度が変わってくるカードをメインにした場合、決済を他のカードに振り分ける場合は年間利用額の確認が必要だ。

年会費を払うほどのメインカードを設定した場合、メインカードの威力を維持するためにサブカードを作らないという選択肢もある。

管理工数を増やし、メインカードで得られるメリットを減らしてまでも作成すべきメリットやキャンペーンがあるのか。増えるポイントの裏にある減るポイントについて意識してシミュレーションを行い、サブカード作成を判断してほしい。

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