共通ポイントで有名なキャラクターは「ポンタ」だろう。「ポンタ」を前面に出して、キャラクターグッズなどの販売もあり、以前、ポンタの激レアグッズなども紹介したこともある。
その後、楽天のキャラクター「お買いものパンダ(2013年)」、ドコモの「ポインコ(2015年)」など、キャラクターを使ったポイントカードやグッズの販売なども行われてきた。
最近では、三菱UFJニコスが新たなキャラクター「トリィ」を発表しており、親しみやすいキャラクターでファン作りを行っているのだろう。
「トリィ」はまだキャラクター設定がそれほど詳しく設定されていないが、各社のキャラクターは意外と細かく設定されている物も多く、それぞれのキャラクターの相関図を作ってみることにした。
まず、「ポンタ」。他社のキャラクター設定も「ポンタ」を意識しているような気がしている。弟の「ばぶポンタ」は2020年に誕生したためか、「ポンタとなかまたち」に記載されていない。
続いて「お買いものパンダ」。お買いものパンダは楽天ポイントのキャラクターではないため、他のキャラクターとは若干異なる。
小パンダはこども、または弟だと思っていたが、単なる友だちとのこと。また、「むぎ」のプロフィルには「お買いものパンダを見つけて、家族になりました」とあるため、一応家族なのだろう。
ドコモのキャラクターは「ポインコ」となり”兄”と”弟”のセットで活動している。なお、「ポインコの仲間」を確認すると、「ポインコプリンス」は「とっても上品なポインコに育ったが」とあり、黄色い鳥全般が「ポインコ」という名称のようだ。
三井住友銀行とVポイントのキャラクターは「ミドすけ」と「ビバすけ」。
それぞれのファミリー構成があり、「ビバすけ」と「ミドすけ」は友人関係らしい。
キャラクター構成を見ると、「本人」と言えば良いのかはわからないが、こどもの設定が多く、父・母はいるが、結婚しているキャラクターはいない。キャラクターで家族を設定するのは何かセオリーがあるのだろうか。
なお、有名なサービスだがイマイチキャラクターに力を入れていないのがPayPayとなる。見たことあるが名称すらわからない人も多いのではないだろうか。
名前は「ペイペ」。ペイペの紹介ページも消えており、キャラクターの特徴すらわからない。過去のページを見ると、「自称・PayPay研究の第一人者で朝昼晩ずっとペイペイについて考えている」とのこと。
サービスが有名になり過ぎて、キャラクターを前面に出す必要がないという事だろうか。
JR東日本の「Suicaのペンギン」にいたっては名称すらない。キャラクター自体は非常に有名だが、「Suicaのペンギン」としか言いようがない。
名称を募集したところでイメージが違うなど問い合わせなどもありそうで、名称を決める必要がないのかもしれない。
名前のない「Suicaのペンギン」でもグッズが販売されており、キャラクタービジネスはなかなか奥が深い。