最近、ポイント経済圏に関してコメントを求められることが多い。5大ポイントとして、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、PayPayポイント、Vポイントでまとめられることが多いが、JRE BANKの誕生により、他に共通ポイントに近いポイントを聞かれるときに「WAON POINT」を紹介する。
口頭で「WAON POINT」と伝えるのだが、確認すると「WAONポイント」と記載されている事がほとんどだ。
JRE POINTが誕生した2016年にはニュースリリースでも「JRE POINT」「JREポイント」と混在しており、どちらが正しい表記なのかを確認した事がある。その時には、特に使い分けはしていないとの事だったが、現在は「JRE POINT」で統一されているようだ。
一方、「WAON POINT」と「WAONポイント」は明確に違いがあり、別サービスなので表記に注意が必要となる。
イオンカードのwebサイトにも『「WAON POINT」と「電子マネーWAONポイント」の違いは何ですか』とあり、別のポイントサービスと言う事がわかる。
回答として以下のような表記がある。
「WAON POINT」と「電子マネーWAONポイント」の違いは、「ポイントのため方」と「ご利用方法」となります。
それぞれの違いは、下記をご参照ください。
「WAONポイント」については、「電子マネーWAONポイント」と表記があるように、電子マネーのWAON利用時にたまるポイントだ。しかし、「WAON POINT」のたまり方を確認すると、電子マネーWAONでもたまると書かれている。
同じ電子マネーWAONの利用でも、イオングループ対象店舗で電子マネーWAONを利用した時には「WAON POINT」が、WAON POINT加盟店以外で電子マネーWAONを利用すると「WAONポイント」がたまる。
WAON POINT | 電子マネーWAONポイント |
イオングループ対象店舗で 「電子マネーWAON」で支払い |
WAON POINT加盟店以外で 「電子マネーWAON」で支払い |
200円(税込み)につき 1 WAON POINT (電子マネーWAON 会員登録済みの場合は 2 WAON POINT) |
200円(税込み)につき 1電子マネーWAONポイント |
なお、「WAON POINT」の場合は、イオンカード利用やWAON POINT加盟店で「WAON POINTカード」を提示して購入してもためることが可能だ。
ポイントの使い方も異なる。
「WAON POINT」は、1ポイント=1円として買い物で直接利用できる。なお、電子マネーWAONにチャージして利用する事も可能だ。
一方、「WAONポイント」は、1ポイント=1円分として電子マネーWAONにチャージして利用する。
さらに、地味だがキャラクターも違う。
全体的に太く、首輪に「WAON」とあるのが「WAON POINT」のキャラクター、首輪に何もないのが「電子マネーWAON」のキャラクターだ。
電子マネーWAONにチャージすればどちらも同じだが、なぜ同じ発音の「ワオンポイント」にしたのか。「WAON POINT」と「WAONポイント」もいずれ統一されるのだろうか。