2020年頃より、紙でのクレジットカード利用明細有料化が始まっている。1通当たり100円程度が多く、年会費無料のクレカだったとしても、紙の明細を受け取っていると年間1,200円程度のコストが発生していた。
「紙の明細の方が安心」「web明細は見ない」など、今でも紙の明細にしている人もいるが、近年発行手数料の引き上げが相次いでいる。
例えば、dカードは2023年4月10日(月)請求分以前は55円(税込み)だったが、2023年5月10日(水)請求分以降は110円(税込み)となっている。
楽天カードも2022年10月27日(木)請求分以前は84円(税込み)だったが、2022年11月28日(月)請求分以降は132円(税込み)にアップ。
改定前 | 改定後 | |
楽天カード | 84円 | 132円 |
dカード | 55円 | 110円 |
さらに、追い打ちをかけるのが2024年10月の郵便料金引き上げだ。
改定前 | 改定後 | |
定形郵便(25g以下) | 84円 | 110円 |
定形郵便(50g以下) | 94円 | 110円 |
はがき | 63円 | 85円 |
三菱UFJニコスは2024年3月請求分より、アプラスは2024年4月請求分より、東急カードは2024年8月13日(火)支払い分より99円(税込み)から132円(税込み)とアップし、110円(税込み)~132円(税込み)程度までアップしている。
なお、オリコは、2024年8月発行分より110円(税込み)から220円(税込み)へと大幅アップ。220円(税込み)を12か月支払うと2,640円(税込み)。楽天ゴールドカードの年会費が2,200円(税込み)となり、年会費以上の手数料となる。
JCBカードも2025年1月10日(金)支払い分の明細書発送より1通当たり88円(税込み)から165円(税込み)と値上げを発表済みだ。
改定前 | 改定後 | |
三菱UFJニコス | 99円 | 132円 |
アプラス | 99円 | 132円 |
東急カード | 99円 | 132円 |
JCBカード | 88円 | 165円 |
オリコ | 110円 | 220円 |
今後も郵便料金の引き上げに伴う紙の明細発行手数料の改定は続くだろう。
「紙の明細の方が安心」「web明細は見ない」など、今でも紙の明細にしている人もいると思われるが、web明細にすれば手数料は無料。
紙の明細では不正利用に気がつきにくく、エコの観点からもweb明細にするのがおすすめだ。