2024年7月5日(金)より、マネックス証券でdカードやdカード GOLDでのクレカ積立サービスが開始する。
今回は、マネックス証券でのクレカ積立を、マネックスカード、dカード、dカード GOLDのどれで行えば良いか、他に良い組み合わせがないかを紹介したい。
マネックス証券のNISA口座を開設して月10万円クレカ積立する場合は「dカード GOLD」
マネックス証券でのクレカ積立は、基本的にマネックスカードと同じ還元率となるが、条件次第では月10万円のクレカ積立で1.1%還元となる。
月10万円まで1.1%還元になる条件はマネックス証券でNISA口座を開設し、NISA口座でクレカ積立をdカード GOLDで行った場合のみ。
マネックスカード | dカード | dカード GOLD | ||
クレカ積立金額 | 課税口座・NISA口座 | 課税口座 | NISA口座 | |
5万円以下 | 1.1% | 1.1% | ||
5万円超~7万円以下 | 0.6% | |||
7万円超~10万円以下 | 0.2% |
月10万円のクレカ積立で1.1%還元は高い方であるため、マネックス証券でNISA口座を開設済みで、dカード GOLDを保有しているのであれば、この組み合わせが良いだろう。
月10万円の場合、1.1%還元で1,100ポイント、1年間で1万3,200ポイントたまり、dカード GOLDの年会費1万1,000円(税込み)を回収する事ができる。
なお、月5万円以下のクレカ積立の場合は、dカード GOLDである必要がない。dカードまたはマネックスカードで十分だ。
暗号資産が欲しい人は「マネックスカード」
マネックスカードとdカードはほとんどサービスが変わらない。年会費が完全無料か実質無料かの違いだ。
マネックスカード | dカード | |
年会費 | 初年度無料 2年目以降550円(税込み) 年1回以上の利用で無料 |
無料 |
マネックスカードとdカードを保有しており、マネックスカードでクレカ積立している場合、dカードに切り替えるかどうかの判断はたまるポイントで判断しよう。
マネックスポイントは暗号資産にも交換できたり、投資信託の購入に利用できたりする。2024年秋ごろにはdポイントでも投資信託の購入ができるようになるが、暗号資産交換については発表されていないため、暗号資産に交換したい場合はマネックスカードを利用し続けるのが良さそうだ。
なお、今後、dポイントで暗号資産に交換できるサービスが開始する可能性もある。
年会費はかけたくない+マネックスカードもdカードも持っていない人は「dカード」
マネックス証券の口座を保有しているが、マネックスカードやdカードを持っていない場合は、年会費が無料のdカードの方が良いだろう。
dカードでたまるポイントはdポイントとなり、さまざまな店舗で利用できる。
さらに、dカードの場合は特約店も多く、ノジマではdポイントカード提示で1%のdポイント、支払いで1%のdポイント+3%OFFとなる。マツモトキヨシやココカラファインでは3%還元、紀伊國屋書店や洋服の青山では2%還元だ。
月10万円でクレカ積立をコスト負担なくおトクにするには?
マネックス証券のNISA口座+dカード GOLDの場合は1.1%還元だが、年会費無料で月10万円までおトクにクレカ積立をしたい場合、マネックス証券ではなく、auカブコム証券の方がおすすめだ。
dカードやマネックスカードで10万円をクレカ積立した場合の還元率は0.73%。
一方、auカブコム証券+au PAYカードの場合は1%還元となる。
au PAYカードでもau PAYゴールドカードでも還元率は変わらず、au PAYカードの年会費が永年無料となったことで、この組み合わせがベストだ。
キャリア系のクレカは年会費や還元率などで横並びになっているが、クレカ積立に関しては意外と差がある。月10万円で0.5%還元と1%還元では年間6,000円相当のポイントが変わるため、証券口座+クレカは慎重に選びたい。