コード決済と言えばPayPayを思い浮かべる人も多いが、PayPayが開始したのは2018年10月5日(金)となる。
その前からコード決済サービスを提供していたのが楽天ペイやLINE Pay、Origami Payとなるが、2020年4月末でOrigami Payが終了し、2025年4月末でLINE Payの終了が発表された。
LINE Payがコード決済サービスを開始したのは2017年1月ごろ、Origami Payがコード決済を開始したのは2017年10月末ごろとなり、○○Payの先駆者だった2つのコード決済サービスが終了することになる。
LINE Payのニュースは大きく取り上げられているが、実はコード決済サービスを終了する発表は他にもある。
銀行Payを活用した北陸銀行と北海道銀行の「ほくほくPay」もサービス終了を発表し、pringも新規アカウント登録を終了。
2019年ごろまでコード決済サービスの乱立が続いたが、コード決済サービスは淘汰(とうた)されつつある。
今後も、あまり利用されていないようなコード決済サービスは終了していくと思われるが、PayPay一強を面白く思っていない陣営もある。
楽天ペイでは2024年12月ごろにアプリを統合、dポイントクラブも2024年10月にリニューアルし、d払いを使わなければ還元率がダウンするようになるなど、コード決済サービスのテコ入れを図る。
コード決済ではなく、タッチ決済に力を入れているのがVポイント陣営だ。
2024年4月にTポイントとVポイントが統合し、新Vポイントとして共通ポイントサービスを開始した。新Vポイントでは対象のコンビニや飲食店ではスマホのタッチ決済で7%還元など、コード決済よりもタッチ決済に力を入れている。
コード決済サービスのメリットは導入のしやすさ。QRコードをはるだけで導入できるため、爆発的に普及した。
しかし、最近はタッチ決済の加盟店端末としてスマートフォンを利用できるサービスが開始し、屋台などの電源を確保できないような加盟店でも、タッチ決済を導入できるようになってきている。
今後はさらにコード決済 vs タッチ決済の争いが激しくなるだろう。