先日、Vポイントアプリや三井住友銀行アプリを起動すると、「あなたは最大11%」還元との表記になっていた。これまで、筆者は10.5%還元だったのだが、+0.5%増量だ。
どの特典が追加となったのかを調べてみたところ、SIB証券の特典が5月1日(水)以降に変更となっていた。その影響の+0.5%と思われる。
2024年4月30日(火)までのSBI証券による最大+2%の条件は、当月投資の買付が1回以上で+0.5%、当月の国内株式または米国株式の取引が1回以上で+0.5%、三井住友カードまたは三井住友銀行仲介口座で、当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が50万円以上で+1.0%の合計2%還元だ。
このうち、2番目の国内株式または米国株式の取引が1回以上をクリアしていなかったため、SBI証券の特典はこれまで+1.5%となっていた。
2024年5月1日(水)以降のSBI証券による最大+2%の条件は、当月のVポイント投資で合計1万ポイント以上利用で+1%、三井住友カードまたは三井住友銀行仲介口座で、当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が200万円以上で+0.5%、Olive会員かつ三井住友カードまたは三井住友銀行仲介口座で当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が100万円以上で+0.5%となる。
+1%の条件はクリアできないと思っていたため、4月30日(火)から0.5%ダウンの10%になると思っていたが、当月のVポイント投資で合計1万ポイントをクリアしていたようだ。
そんなにVポイントを獲得していたのかと思っていたが、計算してみると少しおかしい。
SBI証券にログイン後、「ポイント管理」から「ポイント履歴」で確認する。
5月分のVポイント投資合計金額が8,036ポイント、6月分が6月24日(月)時点で6,105ポイントだ。
5月も6月もVポイント投資だけでは1万ポイントに達成していないにも関わら6月のSBI証券ポイントアッププログラムの2%をクリアしているわけだ。
SBI証券で+1.5%⇒2%になったのは6月20日ごろ。2024年6月18日(火)時点では10.5%の表記だった。
6月22日(土)時点で11%に変更となっており、この4日間で10.5%⇒11.0%に切り替わったようだ。
1万ポイントに達していないにもかかわらず、満額の+2%のVポイントを獲得できている理由は何だろうか。
書かれている条件での「当月」が1日~末日までではないなども考えられるため、三井住友カードに確認してみることにした。
やはり、「当月」というのは1日~末日までの合算であることを確認できた。なお、Vポイントアッププログラムの還元率が更新されるのは『今アプリに表示されている「Vポイントアッププログラム」の還元率は、いつの利用分に対する還元率ですか?』に詳しく書かれているとのこと。
つまり、2024年6月22日(土)に11%になったのは、5月分の利用に対するポイントアップとなり、5月にVポイント投資で1万ポイントを超えた判定となっている事が判明。
5月利用分はこれまで紹介したように8,036ポイントとなっているため、1万ポイントはクリアしておらず、やはり納得ができない。
他に条件があるのかを確認した所、ポイント履歴のページは「ポイント利用日」となっており、SBI証券のVポイントアッププログラムは「約定日」での計算とのこと。
早速、投資信託の約定日での履歴を出力したところ、以下のようになっている。
10万円になっているのはクレカ積立なので除外する。5月1日と2日だけで1万ポイントを利用していることが判明し、今回のVポイント投資で1万ポイントをクリアした事がわかった。
筆者は今回何も考えずにVポイント投資をしていたが、Vポイントアッププログラムでの+1%を考えるのであれば、Vポイントが1万ポイントたまってから一気に投資し、+1%を狙った方が良さそうだ。
なお、6月20日ごろに11%表記に変更となっているが、実際の適用は5月利用分となることに注意。11%になったため、6月にたくさん使ったとしても、6月時点でVポイント投資を1万ポイント以上利用していない場合は+1%の加算はない。
今回は10.5%から11%にかわったため、いろいろと調べたが、おトクになるには条件をしっかり調べる必要がある。