JAL Global WALLETからJal Payに名称変更され半年が経過した。
今回は半年で得られたキャンペーンでのマイルと、日々得られるマイルを振り返る。
開始から半年、キャンペーンが続く
2023年11月のサービス開始時はJALマイレージバンクアプリのリニューアル開始キャンペーンとして、アプリダウンロードで50マイル、JAL Payの初期設定で600 JAL Payポイント獲得できた。
合わせて3月までショッピングマイル3倍キャンペーンが実施され最大月2,000マイル得ることができた。筆者が満額まで利用したのは1か月だが、他の月も平均1,600マイル付与され、4か月で7,000マイル程得られた。
JAL NEOBANK口座利用のキャンペーンには翌12月からの参加であったが月450マイル×3か月、合計1,350マイル獲得。
2024年3月でキャンペーン終了と思いきや4月から6月にかけクレジットカードチャージ開始キャンペーンがあり、1.5%還元であった筆者は月500マイル、合計1,500マイル付与となる。
半年間で得られたマイルと利用額を計算すると還元率は約1.6%であった。この期間JAL Pay利用の価値はあったと判断できる。
アプリで得られる日々のマイル
JALマイレージバンクアプリにログインし、特定のメニューを開くことで毎日スタンプがたまり、マイルチャンスに参加できる。
筆者は5等の1マイル目当てに操作しており、毎日は実施出来ていないが、9マイル貯まっていた。あまり当たらない気がしているJALカードアプリのゲームを確認すると3マイル。
当面はJALマイレージバンクアプリを優先してアクセスしていきたい。
JALPayの致命的な欠点
この半年QRコードを利用することはほぼなく、GooglePayのタッチ決済と、JAL Global WALLETカードでのタッチ決済を利用している。
数少ないQRコード読み取りでの購入機会は空港のJAL PLAZA店舗だ。JALカードでの割引が終了し、QRコード読み取りが一番お得な決済手段となった。
そこでの最大の問題が、JAL PayがなかなかQRコードを読み取れないことだ。
実際釧路空港、羽田空港、鹿児島空港、福岡空港でチャレンジしたが、読み取りが1度で成功したことが無い。
レジカウンターにはQRコードが印刷された札が置いてあるが、読み取りエラーが多いとのことで、店舗によってQRコードを大きく印字したA4サイズの用紙を併用している。用紙の用意がない空港では3回続けてエラーメッセージが出てしまいJAL Payでの購入を断念。JALカードで決済した。
6月に福岡空港で決済した際は2回目で成功。「今回は速かった」と思ったが、初回のエラー判定までに1分程度かかっている時点で速いはずもなく、決済には毎回分単位の時間を要する。JAL Payを試すための時間を作り、他に購入者がいないタイミングを見計っているから出来ることであって、時間のない移動中の買物として、とても許容できるものではない。
還元率により全国のJAL PLAZAでJAL PayペイQRコード読み取りを選択する人が増え、店舗は困っているのではないだろうか。レジに行列ができるとJAL Payユーザー以外の満足度も下がる。JALとして総合的に運用を考えるとタッチ決済のポイント還元率を上げた方が利用客の満足度が高まりそうだ。
JAL Pay普及に必要なこと
後発のQRコード決済アプリとして読み取り精度が先発の競合アプリに劣るのは致命的で、今のままではキャンペーンを乱発しても普及は現実的でない。
QRコード読み取りを優遇する還元率を継続する場合、一刻も早くJAL Payの読み取り精度の改善が必要だ。
JAL Pay普及に向けどのようなキャンペーンを打ち立てていくか今後も確認し、コード決済以外のキャンペーンは積極的に活用していきたい、というのが現在の評価である。