日本クレジット協会は、2024年6月28日に2024年第1四半期(1月~3月)のクレジットカード不正利用被害状況を公表した。
3か月のクレジットカード不正利用被害額は121.4億円となり、偽造カード被害額は0.7億円、番号盗用被害額が112.4億円、その他不正利用被害額が8.3億円となった。
クレジットカード 不正利用被害額 |
偽造カード被害額 | 番号盗用被害額 | その他不正利用被害額 | |
2023年1月~3月 | 121.8億円 | 0.8億円 | 113.6億円 | 7.4億円 |
2024年1月~3月 | 121.4億円 | 0.7億円 | 112.4億円 | 8.3億円 |
依然として番号用被害が高い水準となっている。
番号盗用被害対策として、クレジットカード・セキュリティガイドライン【4.0版】では、2025年3月末をめどに、ECサイトへの本人認証サービス(3Dセキュア)の導入を求めており、カード発行会社は静的パスワードから動的パスワードへの認証方法に移行するような取り組みも求められている。