先日、Orico Card THE POINTの更新カードが届いた。
Orico Card THE POINTの新券面は、表面からカード番号や氏名、有効期限などの情報が消え、裏面に移動。裏面を確認すると、表面から移動してきたカード情報の他、署名欄、セキュリティコード、オリコの電話番号のみとなる。以前のように注意書きが細かく書かれておらず、裏面もすっきりだ。
Orico Card THE POINTのスペックを簡単に紹介する。
Orico Card THE POINTは年会費無料で100円につきオリコポイント1ポイントを獲得できる。以前は、iDとQUICPayを搭載していたが、現在はタッチ決済のみに切り替わっている。
また、発行当初はVisaブランドのみだったが、現在はMastercardとJCBブランドのみに切り替わり、国際ブランドも切り替わる事もある。
国際ブランドが切り替わる場合、基本的には保有中のカードの国際ブランドはそのまま。新規発行カードは新国際ブランドのみでの発行だ。
例えば、大丸松坂屋カードは以前Mastercardブランドもあったが、現在はVisaブランドのみ。しかし、Mastercardブランドの大丸松坂屋カードはそのまま利用することができる。
Orico Card THE POINTの特徴は、オリコモールの利用で+0.5%の特別加算がある事。ただし、以前は楽天市場も+0.5%の対象だったが、現在は楽天市場での+0.5%が終了するなど、若干物足りなさがある。
さらに、以前はたまったオリコポイントは1ポイント=1円相当だったが、ポイント交換レートが変わっているため、誰でも1%還元とは言いにくい。
例えば、電子マネーWAONポイントやベルメゾン・ポイント、FamiPayギフトコード、Uber Eatsギフトカードは等価交換だが、人気の高いAmazonギフトカードやPayPayギフトカード、Apple Gift Card、Google Playギフトコード、Pontaポイント、dポイントは1.2ポイント=1円相当の価値となる。
1.2ポイント=1円相当となる場合、100円につき1ポイントたまるOrico Card THE POINTの還元率は0.83%と1%を下回る。それであれば、1ポイント=1円として利用できる他社カードに乗り換えた方が良い。
ポイントの交換レートを変更するのは、商品の価格はそのままで、内容量を変更する「ステルス値上げ」に似ており、気がつきにくいため、ポイントを直接利用するタイプではない、ポイント交換が基本のクレカは、ポイント交換レートを定期的にチェックするようにしよう。