先日、知人から「Yahoo!オークションでANAのマイルが販売されているが、何か知っているか」と問い合わせがあった。
Yahoo!オークションで「ANA マイル」と検索すると、ずらっとANAマイルが販売されている。
例えば4200マイルが1万1130円、1万8000マイルが4万7520円での販売だ。1マイル=2.64~2.65円程度での販売となり、かなり良心的な設定だろう。
1マイル=2円相当と考えている人に取っては高いと感じるかもしれないが、実際にマイルを購入する側からみると、良心的な設定に思える。
どのようにマイルを販売しているのか。取引の流れを見ると、AMCのマイレージ番号をメッセージ機能で送信するとある。
マイル付与に名前や生年月日などは必要ないのだろうか。
気になったため、実際にマイルを購入してみることにした。
購入後、「取引ナビ」でAMCの番号を伝える。念のため、メインカードとは別の番号を伝える事にした。ANAのwebサイトにある「統合済みカードのお客様番号一覧」を確認すると、「サブカード」として統合されているAMC番号が表示されている。
このサブカードにあるお客様番号を伝えると、48時間以内に加算が完了するとのメッセージが届く。
数日後にANAのマイル利用明細を確認すると、マイルが付与されている事を確認。
特に詐欺でもなく、普通にマイルを購入することができた。
マイルの利用明細にある「内容」を確認するとどのように販売しているか理解できる。マイルを販売しているアカウントは複数あるが、おそらくどのアカウントも同じような方法をとっているのだろう。
実際に購入する前は、マイルを付与する契約のある店舗などが販売していると思っていたが、マイルを購入できる企業による販売ではない事が判明。
マイルを販売する方法を色々と考えると、簡単に仕組み作りはできそうだ。
現時点では、マイル付与にAMCお客様番号だけで付与できるため、このような販売ができるのだろうが、マイル付与に生年月日や名前などが必要になると、購入者も一気に減り、マイル販売ビジネスは縮小するのではないだろうか。