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クレカ積立は株価下落中も継続がおすすめ! その理由とは? リーマンショックでも積み立て継続で投資額が約2倍に(菊地崇仁)

ポイ探ニュース 2024年8月8日 7時7分

2024年に新NISAが開始し、投資熱も加熱していたが、2024年7月11日をピークに日経平均株価が下落している。特に8月5日は、前週末比4451円28銭(12.4%)安の3万1458円42銭で取引を終えるなど、市場に動揺が広がっている。

年初来で日経平均株価がマイナスになるなど、新NISA開始から投資を始めた場合はかなり動揺するだろう。

Googleで日経平均株価を調べる

筆者は毎月10万円クレカ積立を実施している証券会社も多いが、筆者はクレカ積立を停止したり、減額したりするつもりはない。

なぜ、そのまま継続なのか。

筆者は株価上昇中の時にリーマンショックを経験した。毎日のように株価が大幅に下がり、投資した資産が7割程度下がったこともある。

積立投資は、下がったタイミングでは購入数も増え、株価が持ち直したときに一気に増えるのが最大の特徴だ。下がっている時に買っていなければ、上がったタイミングでの利益は少なくなる。

実際のリーマンショックを経験した筆者の情報を紹介する。

筆者がリーマンショックの際に保有していたのは「さわかみファンド」。2006年11月~2015年6月までの保有だ。その際の日経平均株価のチャートは以下のようになる。

マネックス証券の日経平均株価チャート(20年)

青い背景の期間が筆者が「さわかみファンド」を保有していた期間となり、株価が高い時期に積み立てを開始し、その後2008年秋のリーマンショックでずっと低迷していた。しばらくは運用がマイナスになるなど、かなりブルーになっていた。

さわかみファンドの運用益

しかし、2013年ごろから株価が上がり、上がったタイミングで売却。期間中の投資金額が261万円に対して、運用益は222万1037円。これは、下がったタイミングでも継続していたための結果であり、リーマンショックの時に積み立てを停止しした場合は、上がったタイミングで売却しても、運用益はかなり少なくなる。

筆者はこの経験があるから、株価下落タイミングでクレカ積立を停止したり、少なくしたりすることはない

株に絶対はないが、しばらく下落傾向が続いたとしても、いずれ復活する可能性は高い事が、過去の事例から分かるだろう。

新NISAでクレカ積立を利用している場合は、そのまま継続し、しばらくは株などの事は忘れるのがおすすめだ。

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