PayPayカードの複数カード持ちが可能になり、筆者も3枚のPayPayカードを追加で申し込んだ。先日、2枚のPayPayカードが到着(残り1枚は未到着)したため、カード券面なども紹介したい。
保有できるPayPayカードは最大4枚
複数保有できるようになったPayPayカードだが、保有できる最大枚数は4枚だ。
Visa・Mastercard・JCBのいずれかのPayPayカード ゴールドと、Visa・Mastercard・JCBのPayPayカードの合計4枚となる。
なお、PayPayカード ゴールドを複数保有する事はできない。
4枚のカードを保有している場合は申し込みできないメッセージが表示される。
PayPayカード⇒PayPayカード ゴールドの切り替えはNG
PayPayカードの複数保有が可能となったことにより、PayPayカードからPayPayカード ゴールドへのアップグレードはできなくなった。
PayPayカード ゴールドが必要な場合は、保有しているPayPayカードに加えてPayPayカード ゴールドを別途申し込む必要がある。
2枚目以降の審査は最短10秒
既にPayPayカードを保有している場合、2枚目以降の審査は最短10秒となる。
2枚目以降のカードの場合は、入力項目も非常に少なく、数十秒あれば申し込みが完了する。
筆者は追加で3枚申し込んだが、1枚目は9時43分に申し込み、12時34分に審査完了で審査完了まで3時間弱。
2枚目は、立て続けに申し込んだため、さすがに怪しいと思われたのか14時6分に申し込み、電話連絡があった。いたずら目的でないことや、本人のカード申し込みなのかの確認だ。電話確認後、18時36分に審査完了。無事に発行されたが、人による審査も入り、4時間以上かかった。
3枚目は9時51分に申し込み、9時53分に審査完了。最短10秒の審査となったと思われる。
最短10秒審査の場合は、申し込み開始から1分以内にカード番号を入手することも可能だろう。
カード名称などを設定可能
複数のカードがあると、カードを利用する目的がわかりにくくなる。
PayPayカードは保有しているカードに名称を付けることが可能となっており、アプリでカードを表示すると、どのカードが何の目的のカードか確認できる。
名前を変更するには①PayPayカードをタップし、「カード番号」をタップ。②「カード名」を入力後、③「保存」ボタンをタップする。
カード番号の確認画面だけでなく、④コード決済画面でも表示できるため、コード決済時にはカードを間違わないようにしよう。
また、物理カードには「memo」欄があり、デジタルカードと同じようにカードの目的を書く事が可能だ。意外と「memo」欄は使いやすく、何のためのカードか自分で管理しやすくなる。
ただし、追加したPayPayカードで「memo」欄があったのはJCBブランドのみ。新規に申し込んだMastercardブランドとVisaブランドには「memo」欄はなかった。
タイミングでは「memo」欄がないカードが発行される可能性がある。
カードはスワイプで切り替え可能
カードを変更するには、「PayPayカード」をタップし、双方向の矢印をタップすると保有カード一覧が表示されるため、希望するカードをタップして変更することができる。
また、PayPayアプリでバーコードの部分をスワイプすればクレカを変更することも可能だ。スワイプで簡単に切り替えができてしまうため、コード決済用のカード(PayPayカード ゴールドなど)用意している場合は、間違って他のカードでコード決済を利用しないようにしよう。
各カードで利用制限を設定できる
PayPayカードはアプリで利用制限をかけることができる。
PayPayカードのメニューにある「あんしん利用制限」をタップすると、オンライン決済や海外の実店舗での決済を制限可能だ。
複数カードを保有している場合は、それぞれの目的に応じて制限をかけておこう。
筆者の場合は、PayPayカード ゴールドのみ「利用を制限しない」に設定し、それ以外のカードは「海外の実店舗での決済」を制限している。
なお、カードが見当たらない場合は「すべての利用を制限する」に設定してからカードを探すのが良い。カードが見つかった場合に、利用制限を解除すれば、また普通に使う事ができる。もし、見当たらない場合でも、探しているときに不正利用される心配もない。
なお、家族カードの場合は、家族会員の管理メニューから設定可能だ。
PayPayステップは全カードの合算
前月に支払回数30回、かつ支払金額のトータル10万円を達成した場合に、当月のポイント付与率が+0.5%となる特典が「PayPayステップ」となる。
PayPayステップについては、全てのPayPayカードの利用金額・利用回数の合算となるため、使い分けで利用回数や利用金額が分散されることがないため、安心してPayPayカードを使い分けよう。
今回は、PayPayカードを上限の4枚まで保有したが、実際に使い分ける場合は2枚程度で十分のはず。JCBブランドとMastercardブランドや、ゴールドと一般などを使い分けると、たまるPayPayポイントが分散されずにすむため便利だろう。
2024年8月19日 10時追記
PayPayカード(Visa)の一般カードにも「memo」欄がなかったため追記しました。