「ポイントには興味がない」「ポイントは面倒」という人にお勧めのカードとして「P-oneカード<Standard>」や「Likeme by saison card」など、自動キャッシュバックカードがある。
これらのカードはクレカ決済するだけで、請求時1%OFFとなり、何も考えずにポイ活できる。
それでも、別に「おトクには興味がない」と言う場合は、社会貢献できるクレカを検討してほしい。
社会貢献クレカとは、利用した金額の一部が自動的に特定団体に寄付されるカードだ。
毎年○円を自動的に寄付する、と言う事ではなく、利用金額の一部が自動的にカード会社から特定団体に寄付されるため、利用者負担はない。
今回は、特定の病気の撲滅や、病気の人を支援できる社会貢献クレカを7枚紹介する。
日本白血病研究基金カードセゾン
日本白血病研究基金カードセゾンは年会費無料、国際ブランドはVisaのみ。1%相当額が「日本白血病研究基金」に自動寄付されるクレカだ。
白血病の根本的な治療方法開発と原因究明のための基礎研究を目的に、特定公益信託として1992年に厚生省より認定された公的基金です。
この基金からの助成金は、毎年医学的専門家から構成される運営委員によって選定された白血病研究者に授与されます。
助成金を授与された研究者は、治療法開発・病態の解明等の「臨床研究」、原因・発病の仕組みの解明等の「基礎研究」の資金として有効に活用いたします。
STOP AIDS CARD
STOP AIDS CARDの年会費は1375円(税込み)、国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択可能。カード利用額の0.5%が自動的に「公益財団法人エイズ予防財団」に寄付。
エイズは、1981年アメリカ合衆国で最初の症例が報告されて以来、その広がりは世界的に深刻な状況にありました。
わが国においても患者が報告され、国民の新たな問題として注目されてきました。1987年(昭和62年)2月、政府はエイズについての正しい知識の普及啓発、検査・診療体制の充実などを盛り込んだ「エイズ問題総合対策大綱」をまとめました。その事業の一部を実施するため、民間の協力の下1987年6月に厚生省(当時)の許可を得て「公益財団法人エイズ予防財団」が設立されました。
- エイズ電話相談/HIV感染者保健福祉相談
- エイズ知識啓発普及、情報収集・提供
- エイズ治療拠点病院支援、エイズ患者などに対する社会的支援など各種支援
- 研究者招へい派遣、海外への研究委託などの国際協力
- 大学・研究機関病院での若手研究者の育成
- 相談員養成研修、ボランティア指導者研修など各種研修の実施
ロータリーカード
ロータリー インターナショナル スタンダード マスターカードの年会費は無料、国際ブランドはMastercardのみ。ゴールドカードのロータリー インターナショナル ゴールド マスターカードは年会費1万1000円(税込み)、国際ブランドはMastercardのみとなる。カード利用額の0.3%が自動的に「ポリオ撲滅支援」に寄付される。
ロータリーは、事業と専門職および地域社会のリーダー約120万人が集まる国際的組織です。ロータリークラブの会員は「ロータリアン」と呼ばれ、人道的奉仕を行いながら、すべての職務における高い倫理基準を奨励し、世界の親善と平和の確立に寄与しています。200を超える国や地域に、33,000以上のロータリークラブが存在しています。
国際ロータリーが最優先とする活動は、世界からポリオを撲滅することです。国際ロータリーと協力団体の懸命な取り組みによって、1988年以来、ポリオの発症数は99パーセント減少し、撲滅まであと一歩のところまで近づいています。撲滅が実現すれば、ポリオは、人類史上、天然痘に続いて二番目に撲滅される疾病となります。撲滅活動におけるロータリーの主な役割は、募金、アドボカシー活動、ボランティアの動員です。国際ロータリーの会員は、これまで、122カ国、20億人以上の子供たちをポリオから守るために、13億米ドル(約1,300億円)以上の資金と無数のボランティア時間を捧げてきました。
ピンクリボンカード
ピンクリボンカードは年会費初年度無料、2年目以降1375円(税込み)、国際ブランドはMastercard。カード利用額の0.5%が自動的に「ほほえみ基金」に寄付。
公益財団法人日本対がん協会にできた乳がん征圧のための活動基金です。マンモグラフィ検診機器の整備、患者・治癒者のグループの活動支援、広報活動やがん相談、検診技術者の研修などに活用されています。
- マンモグラフィ検診機器搭載などの乳がん検診車整備に対する助成
- マンモグラフィ検診機器など、施設における乳がん検診機器整備に対する助成
- 乳がん征圧のための研究・調査等への助成
- 乳がん検診に携わる医師・技師の技術研修会の実施
- 乳がんに関する相談事業の実施
- 乳がん征圧に功績があった個人・団体の表彰
- 乳がん患者・克服者のグループに対する助成
- 乳がん検診を推進し、乳がんへの理解を深めるための広報資料の制作
- 乳がん征圧のための催し開催や後援、助成
- その他、乳がんを中心としたがん征圧のための事業
ライフカードStella(ステラ)
ライフカードStellaは年会費初年度無料、2年目以降は1375円(税込み)、国際ブランドはJCBのみ。子宮頸がん啓発月間である毎年11月に、ライフカードStellaでショッピング利用するとカード利用額の0.5%が自動的に「日本対がん協会」に寄付。
公益財団法人日本対がん協会は、1958年に朝日新聞社が中心になって「がん対策運動の推進母体」として設立された民間のがん征圧活動団体です。
全国に46支部があり、企業や個人からの寄付を活動資金にして、がんの正しい知識普及、禁煙など生活習慣の改善等による予防PR、がん検診の推進、医師・技師・保健師・看護師など専門技術者の育成、検診機器の整備、がん相談、患者・治癒者のケアなどを全国的に展開しています。
子宮頸がん含むがん全般に関する啓発活動・検診推進などの活動に役立てられます。
メイク・ア・ウィッシュカード
メイク・ア・ウィッシュカードは年会費無料、国際ブランドはMastercardのみ。入会時に難病と闘う子ども達に夢を叶える「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」に500円を寄付、さらにカード利用額の0.1%が自動寄付。
「Make A Wish」とは英語で「ねがいごとをする」と言う意味です。
メイク・ア・ウィッシュは、独立した非営利のボランティア団体で、3歳から18歳未満の難病とたたかっている子どもたちの夢をかなえ、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って設立されました。
難病とたたかう子どもたちの生きる力と夢の実現を助けます。
1993年に「遊園地に行きたい」という夢をかなえたことを第1歩として、その後「野生のイルカと泳ぎたい」「ウルトラマングレートと一緒に闘いたい」「世界一大きいヘラクレスオオカブトムシに触りたい」「サンタクロースと遊びたい」等など、多くのすばらしい夢をかなえるお手伝いをすることができました。
しんくみピーターパンカード
しんくみピーターパンカードは年会費無料、国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択できる。法人カードのしんくみピーターパンカード Gold for Bizは年会費初年度無料、2年目以降は2200円(税込み)となり国際ブランドはVisaのみだ。年間10万円以上の利用で翌年度の年会費は無料になる。
利用額の0.3%が信組業界の選定したチャリティ関連諸団体へ、0.2%およびノベルティグッズの販売額の3%から10%の源泉徴収税を引いた金額がグレート オーモンド ストリート病院の子供たちの慈善団体に自動寄付となる。
日本の障害や難病とたたかっている子供たちやその家族への支援活動、および子供たちの健全育成活動に、さらに世界の病気の子供たちに役立てられます。
今回はクレカ決済を使っているだけで自動的に寄付できるカードを紹介したが、ポイント交換で寄付することもできる。
病気だけでなく、災害支援なども可能となっているため、「ポイントには興味がない」と言う人は、社会貢献カードを選ぶのもおすすめだ。